「全国の言友会の中で対面で集まっているのは北海道くらい。後はほとんどリモートですよ」と言われる事があります。そうなんです。そこに、リモートの良さをプラスしようとの試みをしました。こういうのを、「ハイブリッド」と言うんですね。
さて、どんな話をしたのかを例によって南が編集してみました。
○北海道にはどんな当事者団体があるの?
・北海道言友会の他に、札幌と函館で「廣瀬カウンセリング教室」というものがあります。札幌では、ちょうど同じ日時に開かれています。言友会の方が、日時を変更して、どちらに参加しても良いように環境を整えても良いかもしれませんね。
・函館でも集まりを持ちたいと以前から活動をしていました。でも、地元に書くになってくださる方々がいらっしゃらないと難しいと感じていました。最近になって函館市内の方からの問い合わせがありましたが、その後連絡が途絶えています。何とか繋がって、新しい動きができるといいですね。
○吃音があるとどんなことで困るでしょうか?
・冗談が言えないこと。本当は友達の中にいて冗談を言われたら即返したい。なかなか難しいよね。
・自分が言わなければならないことばって言えないこともある。名前、専門用語なんかも。
・面接は困りますね。エントリーシートに吃音の事を書くかどうか。
・知ってもらってると助かりますね。
・面接を自己紹介って考えたら、吃音の事をどう伝えるかって大事だと思うんです。吃音があります、って言っても「だからなに?」とは言わないでしょうが、あまり理解されないかもしれませんね。
・そう、それで「私には吃音という障害があって、スムーズにしゃべれる時もあるんですが、時々どうしても言葉が出てこない時があります。場面や何かで状態が変化するんです。私としては~してもらえると助かります」というように具体的に話す必要があるかなと思います。
○日本語の文法って、学校で習うんだけど・・・
・私が小さい頃は習わなかったように思う。でも最近の教科書を見ると小学校から中学校の文法の内容を習うと、ほとんどの日本語の言い回しや、相応しい言い方や、文章の書き方を習うんだなあと思いました。「てにをは?」なんかも。この前、小学1年生が分からないから教えてって言われた問題があります。その子は「太郎さん□□、本をもらいました。」これがわからない?その子は「に」と回答していました。その子の前で本をあげる動作を見せたのですが、わからなかったんです。□は二つあるのですが・・・答えは教えました。
・そういうのは親から自然に学ぶ内容だと思う。日本語の話し言葉の文法なんて教える内容ではないような気がする。
・いえ、それが教えなければならない時代なんだと思います。
⁉️ と、ここで急に音声も映像も途切れました。⁉️
ズームの使用時間が切れたのだそうです。
「ハイブリッド札幌吃音カフェ」いう初の試みでしたので、様々な不具合
はありました。ですが、可能性が広がったのも事実です。今後、このよう
な、「対面」と「リモート」とを組み合わせた「ハイブリッド吃音カフ
ェ」を展開して行きたいと思います。日本一広い面積の北海道です。冬の
悪天候にも対応できる可能性があります。
そのためには予算が必要です。年間で、24,000円程度(ZOOMの場合)の通
信アプリケーションの使用料、各会場からの配信に必要な通信料(通信モデ
ムか、Wi-Fiのルーター等)、場合によっては新たにコンピューターの購入
や、ヘッドセット、Web用カメラ等の購入が必用になるかもしれません。
こういうことを、新年度の総会で話し合いましょう。寄付金や物品の寄贈
を受けたり、会費の納入を促したりといった、北海道言友会の活動全体を
整えていく必要があるように思います。会員の皆様からのご意見を、北海
道言友会のメーリングリストでお寄せください。直メはできるだけ避けま
しょう。全体に意見が広がらないからです。北海道言友会のメーリングリ
ストに参加したい方は南までご連絡をいただけると助かります。どうぞよ
ろしくお願いいたします。
南のメルアド todosan6☆gmail.com
例によって、☆はアットマークに変換してください。
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