私の中の「わかってほしいという欲求」の衝動は激しかった。ずっと心の奥底に脈打ち、不安で苦しくて堪らなかった。
私を見てほしい、私を蔑ろにしないでほしい、私を無視しないでほしい、私を大事にして、私の話を熱心に聞いてほしい。
物心ついてから苦しさを抱え続けて生きてきた、学生時代も社会人になってからも、結婚してからも。
東日本大震災をきっかけに自分の中の綻びが表面化し、6年経って自分に向き合い始め、心療内科に通いカウンセリングを受け、民間のカウンセラーのセッション、民間団体の心理セミナーを受講したり心理についての通信教育を受けたりもした、その後は本や各種情報の媒体を利用して学びを深めてきた。大学で学ぶという手段も考えたが、私は今は「ピンポイントな自分の悩み」の正体を知りたかった。
心の中というものは言語化しがたく「個人的な悩み」と言われてしまえばそれまでだった、私が過去に受けた教育では「我慢」「努力」が最良の手段だったが、現在抱えている苦しみは我慢では解決するようには思えなかった。
もしかしたら「私の知りえていない世界があるのかもしれない」そう感じて苦しい道のりをたどってきた。答えは度し難いこの欲求の先にあると感じている、その答えがおぼろげながら見えてきた気がする。
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