ホメオパス片上敦子’blog

自然療法【ホメオパシー】愛好者さまへ

アレルギーやがんにオメガ3~☆

2011-03-07 18:25:46 | 放射性物質関連
花粉が満開ですね~
昨日は無防備に自転車で出かけたら、眼が真っ赤に
なってしまいました
今年はやはりかなり量が多いんですね。

ところでホメオパシーになれ親しんだ頃、
多くの方が経験するのはレメディーへの依存ではないでしょうか。

日常のちょっとした身体の問題が、キットのレメディーで
解消することが実践でわかってくると、つい、レメディーで
なんとかなるから・・・と身体に負担をかけ、自分をとりまく
環境への配慮をおろそかにしてはいませんか?
深酒したり、食べ過ぎたり、徹夜したり・・・。

ホメオパシーの父、ハーネマンも彼の著書「オーガノン」で
言っているとおり、真の健康を取り戻すためには、レメディー
を取ること以上に、自分の環境を整えることがとても大事です。

環境とは、生活環境のこと。
なかでも食生活が、健康に密接に関係していることは周知の
事実ですね。

昨年、ハーネマンの「オーガノン」を150回?も熟読したと
いうオランダのホメオパス、ストットラー氏の講義で、がんに
対するホメオパシー的アプローチの中、悪性腫瘍の治療には
不飽和脂肪酸がとても有効であると習いました。

その不飽和脂肪酸のNO.1が、オメガ3だそうです。

私も今から15年前?くらいに、『不飽和脂肪酸がアトピーやが
んの改善に有効だ』という記事を書くために、そのことを研究
している大学の教授に取材に行った覚えがあります。



彼の話では、『世の中には飽和脂肪酸が含まれた加工食品が
あふれている。このことが、アトピーやがんを悪化させる要因の
ひとつだ』

また『油で揚げたスナック菓子類やファーストフードだけでなく、
加工食品には口当たりをよくするために飽和脂肪酸が含まれ
ることが多いので、知らず知らず私たちは多量の飽和脂肪酸
を取っている』ということでした。

『例えば飽和脂肪酸の過剰摂取は、血管に炎症を起こさせ、
血管の内壁に傷ができる。その傷をふさぐために、血小板が
血管の内壁にかさぶたのように張りつく。それが動脈を硬化
させたり、血流を滞らせたりする要因のひとつでもある。

だから私たちの細胞を傷つける飽和脂肪酸を極力さけ、不
飽和脂肪酸を多く含む油に切り替えよう』というような話だっ
たと思います。



そのときは、『ふーん、そうなの~?』と思いましたが、
その後、改めてスーパーに買い物に行って加工食品の原材料
表示を見て、愕然としました。

まず、お菓子売り場で、脂肪(油)が使われていない商品を探す
のはかなりむずかしいんですね。

和菓子であんこもの?とかぽんせんとか、昔懐かしい麩菓子とか・・・
菓子パンには当たり前に使われているし、食パンにも入っている・・・。
スナック菓子とかポテトチップなんて油がメインな商品ですし。

『なるほど、だからジャンクフードがアレルギーによくないって
いうんだ~。これらに含まれる脂肪が炎症を起こさせる原因
だったのね』と当時、納得したのでした。

そういえばアトピーの方が、マクロビオテックで脂肪を制限
したら、症状がかなり改善したという話をよく聞きますもんね。

ストットラー氏によれば、細胞の酸素レベルが30%低下する
と乳酸(毒素)ができるが、この溜まった乳酸を分解するのに
必要なのは酸素であり、その酸素を供給するために、不飽和
脂肪酸がなくてはならないのだということでした。

そしてその不飽和脂肪酸の中でもとりわけ有効なのが、オメ
ガ3だそうです。


そういえば、『癒す心、治る力』の著者で有名なアンドルー・
ワイル博士も、オメガ3は炎症を軽減させると言っています。



以下『癒す心、治る力』(実践編)/角川書店 より抜粋



『患者を診るとき、わたしは自然療法の処方に加えて、必ず
ライフスタイルを変えるようにすすめている。最近30代
前半の女性が骨関節炎を訴えてやってきた。(中略)

わたしは、彼女に必要な養生法のリストを書いてわたした。
すべての炎症を軽減するためのものばかりだった。
そして炎症を悪化させる食用油と炎症を抑える食用油につ
いても説明をはじめた。

コーン油、ゴマ油、ヒマワリ油、サフラワーなどの多不
飽和脂肪酸、およびマーガリンをはじめとする人工的に水
素を添加した脂肪、一部水素添加した植物油とそれを使っ
た食品はすべて前者に属している。
わたしは彼女にそれらを一切摂取しないようにいった。

そのかわり、料理には後者に属するオリーブ油を使い、サ
ケ・サバ・イワシ・ニシンなどを食べるように指示した。
それらの魚にはオメガ3という特殊な脂肪酸がふくまれ、
それが炎症を抑えてくれるからだ。

オメガ3とは別の、GLAという脂肪酸を含む月見草油にも
炎症をおさえる作用がある』


要するに、世の中の脂肪(脂や油)には、飽和と不飽和の
2タイプがあって、飽和脂肪酸はなるべく取らないように気
をつけたほうがよく、逆に不飽和脂肪酸の中でも抗炎症作
用のある、オメガ3を多く含む脂や油は積極的に取りなさい
ってことですね。


じゃあ、『オメガ3』って何?という話になりますが・・・。

「オメガ3系」には、3つの脂肪酸が含まれます。
ALA(アルファリノレン酸)、EPA(エイコサペンタエン酸)、
DHA(ドコサヘキサエン酸)。

一般的にALAは植物や種子に多く、EPAとDHAは、脂の多い魚
のサケや、イワシ、サバなどに多く含まれています。

EPAとDHAが血液をサラサラにする~って話は、かなり前に
も流行りましたよね。

そういえば、私も10年前くらいに、こんな料理本を企画編集
したことがありました。






何をどれだけ食べたら、人間の血液がサラサラになるのか、
実験を繰り返した結果のデータを元に、効果の高い食品を
組み合わせてレシピを作った料理本です。

この本でも、血液サラサラ効果の高い食品は、やはりオメガ
3を豊富に含むイワシ、サバ、サンマなどの青魚でしたね。

当時、この研究の第一人者であった椙山女学園大学名誉教授
の並木和子先生といっしょに作りました。

なつかしい~ 今では絶版です・・・(^^;)

話がずれましたが、要するに、ストットラー氏もワイル氏も、
抗炎症作用のある脂肪のオメガ3を積極的に取ることを推奨
しているわけです。

遺伝的にがんが心配な方、アレルギーでお悩みの方、
お肉大好きなら、肉やファーストフードを減らして食生活に積極的
に魚を取り入れましょう!

特にイワシ、サンマ、サバ、サケなどがオメガ3、豊富ですよ。

魚が苦手なお子様には、『ほめがオイル』(ホメオパシージャパ
ン株)もいいです。



オメガ3を豊富に含む亜麻仁油をベースにオメガ6、オメガ9
をバランスよく加えたブレンドオイルです。
味が苦手な方用に、ビーンズタイプも出ましたね。

『ほめがオイル』でなくても、自然食品店で月見草オイルや
亜麻仁油などオメガ3系の好みのオイルを買ってきて少しずつ
料理に使ってもいいと思います。




自分の身体は自分で癒すもの。
毎日の食生活は、健康にとって重要ですよね。

『ホメオパシーが、レメディーが治してくれる?』のをぼんやり
待つだけでは健康にはなれません。

今年は、積極的に自分の生活習慣を見直して、健康アップに
加速度つけてください。

次回は『ほめがオイル』を使ったレシピを紹介したいと思います


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