本願寺月光蟲です。
話題のアレを読んだ。
タンク山で首斬り、性癖がとにかくやばい、猫殺し等色々とやった奴の自伝なわけだけど。
ちょっと驚いたのは、この本の担当の編集が「完全自殺マニュアル」も担当してた奴と言う事だ。
これは軽くビックリしました。
発売日の2.3日前にいきなり出版をする、と発表するやり方、世間への建て前等、この担当のやりそうな事だ。
商売も悪くないし、必要としてる人もいるだろうとは思うけど、やり口??みたいなのがゲスい。
下品なんだよな。しかも中2病的な連中からはインテリだと思われるような感じで。
しかも担当のそいつは女性だし、社内でも偉くてかなりの給料を貰ってるのは想像つくよなあ。
この手の本は世界中色々出てるから驚かないし、反省してると見せかけてるものの、内容や行間から滲み出てる反省の無さも別に驚かない。
ただ、その担当編集者のセンスや金や出世欲等のゲスさ加減には少し驚いた次第です。
出版というか、ソフトコンテンツ産業は別に極悪なモノがあっても良いと思ってるし、人が傷つくくらいのパワーがないと駄目くらいに思ってるんだが、なんだかこの本はいけすかない。
「こういう事が知りたかったんでしょ?」みたいな。
確かに書いてはあるしグロいんだが、自分のプライバシーだけは守りまくりで覚悟というものがない。
ようは卑怯なんだよな。
金儲けも手記も悪いとは思わないし殺人の内容をを細かく書いてもかまわないが、気になるのは後書き。
彼は、遺族が嫌がる事が充分わかってるんだよ。
遺族の気持ちをわかってても出すという記述にゲンナリしたとも言える。
本文中には、社会復帰した際の話も書いてあるんだが、お金の話が多い。
「金に救われた」とハッキリ書いてある。
結局金と自己顕示欲。
この本の担当も同じ。
クレームなんかビクともしないメンタリティー。
どんな建て前を言おうが、世間には見透かされてるのに自分達の金や名声重視。
この本には殺人だけでなく、そういうゲスい感覚が散りばめられてる。
世間は他人事が一番面白いし、ゴシップもモラルを通り越して面白い。
だが、世間が求めてるわけではないんだよな。
蓋をわざわざ開ける奴がいるからなんだよ。
遺族の気持ちをわかってて出した、の下りはまさにパンドラの箱のようだ。
そのうち文庫にもなるだろうし売れ続けるとは思うけど、著者と担当の編集はずっと遺族を傷つける事はわからないんだろうな。
今更発禁にはできんだろうし。
世間からのバッシングより金と名声、自己顕示欲、中2病の連中からのカリスマ的な支持に陶酔。
怖いもん無しだよね、ある意味。
ゲンナリしました。
30歳超えて中2病全快なセンス。
わかってて悪い事してるその生き方。
他の犯罪者の本よりはるかにゲンナリする本。
サムの息子法案が可決されるのか?も気になります。
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