久々の雑記です。
プロスポーツ選手なら誰しもが引退を迎えることになるし、そのタイミングを考える瞬間は人によって様々かもしれない。
おそらく大半の選手が、自分の思い通りのプレーができなくなった瞬間に引退を考えるというパターンがほとんどだろう。今回トリニータで引退を迎えた梅崎も度重なる怪我が原因で引退を決意したし、やはり現役選手であるなら1年でも長くプレーしたいと思うのが普通の考えであるはずだ。
ちょうど最近、僕も引退について深く考えることがありました。
昨年、フルマラソンに参加するため長いスパンでトレーニングに励んでいましたが、本番1か月前に膝を負傷しました。トレーニングの負荷を落としたり、自分に合ったテーピングやサポーターを探したりしましたが、結局本番までにコンディションを合わせられず、30km地点でリタイアとなってしまいました。
それから今年に入ってからはフルマラソンに参加するという目標は作りませんでしたが、ランニングは継続して行うようにしていました。膝の痛みは全く感じなくなり、今ならフルマラソンに挑戦してもおそらくいけるはずという自信もあるくらいでした。
だが、つい先日フットサルの誘いがあって参加した時に、またも昨年と同じ部分の膝を痛めてしまいました。かろうじて私生活には影響が出ないレベルですが、正直「またか・・・」と思ってしまうくらい自分にとってショックでした。
おそらくどれだけストレッチや筋トレを入念に行っていても、膝の痛みはずっと付きまとうのかなと感じます。さすがに2度や3度となると不安は拭えないし、本当に楽しくやりたくても心から楽しめない気がしてきます。
自分がやってて楽しいもの、あるいは自分の長所ともいえるべきものが楽しくなくなった、あるいは通用しなくなったと感じた時が引退がちらつく瞬間かなと思いました。
それでも自分の趣味であれば、いつでも離れることができるしいつでも戻ってくることができるけど、自分の仕事となるとそう簡単に片づけられる話ではない。自分のために応援してくれる人や家族のためを思うと、どんなに身体がしんどくても1年でも多く戦いたいと思うし、自分の価値を自らの手で終わらせることなんて簡単に決められることではない。今回満了が発表された町田也真人のように、トリニータで現役を終えたいという気持ちはあったと思うが、それでも現役にこだわり続ける道を選んだこともおそらくファンや家族の支えがあっての判断だと思っている。
そう考えればキングカズの存在がいかに凄いかが身に染みて感じる。50オーバーとなればどこかしらの痛みは出てくるだろうし、その痛みを犠牲にしてまで残り続けたいと思う人はまずいないだろう。それでもキングカズは準備を入念に行い、他の選手と同じトレーニングをこなしているに違いない。例えば年間で出場できる試合が3分しかないとして、おそらくカズはその3分のためにシーズンインからコンディションを整えて準備してくるだろう。それはその3分に期待するファンや家族がいるからであって、夢を届ける存在こそがプロそのものである。
おそらくプロスポーツ選手は僕よりも遥かに痛い部分を隠しながらプレーしていると思っています。トリニータのオーバー30の選手たちはもれなく何かしらの怪我を抱えていると思っていて、表には出してないけど我慢しているんだろうなという気持ちで見ることが多々あります。全ては自分の価値を持ち続けるためであり、現役を続けるという決断をする以上は応援していきたいし、不甲斐ない時は批判するつもりでいたいです。そして現役生活を終えた際には、あなたのおかげでトリニータを応援し続けることができましたと労いの言葉を送ってあげたいです。
膝の痛みでランニングやフットサルを諦めたくなる気持ちでブログを書いていましたが、もっと上達したいという気持ちが少しでもあるうちは頑張りたいと思います。
まずはしっかりと完治させ、不安のない状態でまた再開していきたいです。
じゃこの辺で
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