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【ポストへの】第23節 磐田-大分【ピンポイントクロス】

2023-07-02 20:15:57 | トリニータ2023

磐田まで行ってきました。臨場感のあるスタジアムで、久々にアウェイの空気を感じました。スタジアムの件については後日イベントレポートで語るとして、まずは試合の振り返りをやっていきます。

 

 

 

 

雨予報であったが、終始雨の心配をすることなく過ごすことができた。体感的には暑さを感じることなく、おそらくピッチ上でも同じだったのではないだろうか。

そのおかげもあってか、中川を筆頭にプレスを素早く行えていて、磐田のほうに考えさせる時間を与えなかったのでボールを回収することができていた。ただそこからの攻撃のスイッチがなかなか入れられず、U字の形をしてボールを回す時間帯が長く続いた。ハンドボールに例えると、延々とパッシブプレーを続けているようなイメージで、スイッチを入れる動きはほとんど見られなかった。

スイッチが入らない要因としてはトリニータ側の勇気がないのもあるけど、磐田のほうがしっかりとブロックを作れているのもあるし、技術があるのでカウンターにも警戒しないといけなくなる。カウンター対策もあってか、上夷と高畑が高い位置をとる機会はあまり見られなかった。

 

それでも耐えていれば必ずチャンスは訪れると思っていて、前半終了間際にまさにそのチャンスがやってきた。中川から松尾へ縦に送られたパスは普通にサイドに流れただけかと思ったが、相手のキーパーが中途半端なポジションだったのでおそらく松尾もいけると判断しただろう。キーパーの動きを冷静に見てゴールマウスへボールを送り、ポストに当たってゴールに吸い込まれた。

これが松尾にとってJリーグ初ゴール。ナイスシュートやゴラッソという評価が多かったが、あれはシュートと思って打ったのであればたぶん力んで外してたと思っていて、ポストへのピンポイントクロスのつもりで上げた結果がゴールに繋がったんじゃないかな。本人がどうコメントするか次第だが、シュートのつもりで狙ったのであれば大したものだ。

 

 

 

もう1点取れれば勝負は決まったものだと思ったが、ホームの声援を受けて黙るわけにはいかないと言わんばかりの反撃の姿勢を見せる。トリニータのゴールに迫る機会も多くなり、間一髪でなんとかしのいでいたが、かつてトリニータU-12に所属していた鈴木雄斗に決められて同点になる。左サイドから崩された形になったが、こればかりは相手の技術を褒めるしかない。

 

 

渡邉、伊佐、サムエルと投入して得点を奪いに行くが、チャンスらしいチャンスはセットプレーくらいしか無かった気がする。渡邉新太はサイドに張るポジションをとっていたように見えたが、サイドだと持ち味があまり出せないような気がしていて、やはりシュートの技術で周囲を納得させている選手だと思うので中央寄りのポジションで起用させてあげたい。この試合ではチーム全体でシュート3本しか打てなかったが、たとえ可能性が無くても強引にシュートが打てていれば流れが変わった可能性もあるかもしれない。あくまで可能性だが。

 

 

 

試合は1-1で終了。攻め込まれていた試合展開を考えると勝ち点を持ち帰ることができ、磐田に勝ち点2を与えさせなかったことは評価できる。ただ上位争いしているのは磐田だけではないし、町田との差はさらに開いたしプレーオフ圏内のチームに希望を持たせることになる。これが持てる力を出し切っての引き分けであればポジティブに次の試合を迎えられるが、未だに1試合1得点ペースでしか取れてないゼロトップを続けている現状を考えると、正直言って楽観視できない。

 

次は首位を独走する町田と激突する。カギとなるのは先制点で、今年は先制された試合は熊本戦を除いて全敗しているので、何が何でも先制点を奪ってもらいたい。もし先制されたとして、そこから逆転するようなことがあればこの3日間で劇的な進化を遂げたと見てよいだろう。勿論できればの話だが。

前節の時に言うべきだったが、磐田戦から続く3連戦の合格ラインは勝ち点5と見ている。つまり1勝2分以上の成績ならOKで、2勝1敗でもどこかに勝ち点3を与えてしまうがそれでも良しとしていたが、磐田戦の結果でその可能性は無くなった。町田戦と清水戦で勝ち点4を積むことができれば、あとは自信を持って昇格まで突き進んでもらいたい。

 

 

じゃこの辺で


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