現地観戦してきました。現地での観戦レポートは別枠で行うとして、今回は試合内容についてとことん語りたいと思います。
試合前には選手に向けての弾幕が。しっかりと選手たちにも届いていると信じていた。
ただ試合が始まると「これまでと何が変わった?」と思わせるような試合内容だった。前を向けるのはほんの一部の選手だけで、ファーストチョイスが後ろのパスになってしまっては攻撃のスイッチなんて入るはずがない。
なんとか前半は0-0でしのいだが、本来であれば椎橋のシュートが決まってビハインドになっていた。
PKについてはいろいろと要員を探りたくなるけど、江坂のコメントにあるように、神谷のキックに合わせてダッシュを仕掛けたことが得点につながったのかなと思っている。高木が弾くことも想定してダッシュしたと思われるので、ここは江坂を褒めるしかないかな。
同じくトリニータもPKを獲得。ここは下田あたりが蹴ってほしい気持ちがあったが、自ら志願して伊佐がキッカーに。やるからには結果を出してほしいと願っていた。
ニータンも陰で見守っていた。
渾身のキックはキーパーに弾かれ得点ならず。
止められたことは駆け引きの部分があるし仕方ないと思うけど、その後にインプレー中にも関わらず頭を抱えていたのはちょっといただけないな。その後にうずくまっていたのはかつての13番を彷彿とさせてくれた。そこはミスターの魂を受け継がなくてよろしい。
試合は0-1で敗戦。6連敗で4試合得点無しとなった。
気持ちの整理がつかない状況の中、率先して挨拶に向かったのは下田北斗。その背中からどの選手よりも悔しさが感じ取れた。
行く途中にOBSラジオでVamosトリニータを聞いていて、今回は松本怜の電話インタビューだったのだが、そこで語られていたのが選手間ミーティングの内容について。ある一部の選手が「北斗くんが厳しい、怖い」と言ってたらしく、それに対して松本は「川崎で厳しい環境の中でやってきた人間だし、そういう意見は大事なこと」と語っていた。
これ聞いて、下田の見る目がちょっと変わった。プレーで違いを見せるタイプかと思っていたが、こうしてびしっと意見を言えるタイプだとはちょっと意外だった。もちろんこういった他所の空気を取り入れるのは大いに歓迎だし、もっとダメ出ししてもらいたい。
そして、下田に対して厳しいと言った選手はだいたい目星がついているが、本当にプロなのか?と疑いたくなる。このままでは駄目だということはこれまでのキャリアから感じていることだろうし、J1優勝も降格も経験している下田からすれば今の状況はまずいそのものだと感じているはずだ。
下田が心折れないうちはまだまだトリニータは立てなおせると思っている。逆に下田が心折れた瞬間、さすがに降格を覚悟する。そのくらい、ここからトリニータをどう持っていくかは下田にかかっている。どうか若手たちにその気持ちが伝わってほしいな。
下田に限らず、ベテランたちはしっかりとプレーで示せている。高木はPKストップやファインセーブで結果を示しているし、町田は伊佐のPKストップ後に身体を投げ出してゴール前に迫ってくれたし、松本は対峙した三丸を自由にさせず、良い形で井上にスイッチすることができたし。J1で試合に出続けることがどれだけ大変なのかがわかっているから、目の前の試合で結果が残せなければ次が無いくらいの気持ちで臨んでいるかもしれないね。
いろいろと意見が分かれるかもしれないが、俺はトリニータの勝利のためにピッチで証明してくれる選手を心から応援したい。得点する、あるいは失点を減らす過程でミスはつきものだと思っていて、そのミスを取り返すくらいの持ち味を出してくれるのがプロとしてのプライドではないだろうか。
逆にどんなにSNSでお気持ち表明しても、同じことを繰り返すようでは信頼が薄れてくる。
技術やフィジカルがJ1レベルでないのはまだ受け入れられるけど、選手の意識がJ1レベルでないのは論外。どのチームよりもサッカーに向き合わないと勝つことなんて到底無理だから、とにかく練習から意識をもってやってほしい。前を向いて切り替えてほしいけど、このままで良いとは全然思っていない。根本的なところから変えていかないと。
まだ残り試合はあるのでいくらでも取り戻せるチャンスはある。手遅れにならないうちにサポーターを安心させてほしい。控えている浦和戦も清水戦も決して楽な相手ではないし連敗は避けられないかもしれないが、少しでも「意識が変わってきたな」と思えるような試合になればいいな。
ネガティブ満載の記事はこれくらいにして、次は明るい話題しかないものを投稿します。
じゃこの辺で
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます