帯を見て選んでみました。
<あらすじ>
オチがすごい! いくつもの書店で週間ランキング1位に輝いた話題の小説!異様な世界観。複数の伏線。先の読めない展開。想像を超えた結末と、それに続く恐怖。もしこれらが好物でしたら、これはあなたのための物語です。待ち受ける「意外な真相」に、心の準備をお願いします。各話読み味は異なりますが、決して最後まで気を抜かずに――。では始めましょう。朝井版「世にも奇妙な物語」。
実をいうと、「世にも奇妙」シリーズを1人では絶対に見れないくらいビビりな俺です。それでも本ならマイルドに読めるかなということで手に取ってみました。
全5話で構成されています。第1話は異なるタイプが住むシェアハウスについて。第2話は「コミュニケーション能力促進法」という架空の法律について。第3話はモンスターペアレントを気にして園児の目線に立てない先生との対立について。第4話はネットニュースにまつわる発信について。そして第5話は脇役の俳優を集めてオーディションを行うことについて。
個人的に読み進めて面白かったのは第3話。実際の幼稚園ってこんな感じなのかなと思いながら読み進めてみました。そしてオチについても実際にありそうな気がしてならなかった。全5話のうち限りなく現実に近そうな内容だったんじゃないかな。そう思うと教師といか人前に立つ仕事なんてやってられんなと思いつつある。
一番オチがぞくっとしたのは第4話かな。オチなんて気にしなくて普通に読み進めていたとたん、この本で唯一のイラスト付きページで現実に戻された気分。ただこれは世にも奇妙でというよりもスカッとジャパンでやってほしい内容かなと思っている。
第5話に関しては登場人物がある俳優さんを連想させるので、是非とも実在する俳優さんでドラマ化してほしいな。WOWOW版は違うぽいし。
この話を見てからドラマを見ると、脇役の大切さというか存在感が見えてくる気がする。次のクールの時は気にして確認してみようかなと思う。
帯や背表紙で語られている内容はちょっと盛り過ぎかなと思いますが、短編なので合間の時間で読み進められることができる。暑い夏に背筋をゾクッとさせたい方は手に取ってみてはいかがでしょうか。
じゃこの辺で
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