HPS Japan -チャイルドフレンドリーな医療と環境の実現のため、奮闘している人たちのブログ-

本ブログは、HPS(ホスピタル・プレイ・スペシャリスト)に係る情報を発信しています。

もう1つの研修

2016年05月31日 | 日記

Georgia State University, College of Education & Human Development の

大学院に所属するJeff Ashby先生の招聘により、博士課程に在籍している5名の学生

及び、プレイセラピーを教える2名の教員に対して特別講義もおこないました。

ジェフ先生もアドラー派プレイセラピーを教えるために、2年連続で招へいした

先生なので、皆さん覚えている方も多いのではないかと思います。

博士課程を終えるには最短で5年間かかるようで、そのうち1年半ほどは有給で

フィールドワークをおこなう課程で、面白いなあと思いました。

博士課程に在籍している5名は皆社会人経験があり、多彩な人生経験を

積んでいました。

講義の内容は、私の日本における活動を中心にしたもので、

大変興味を持ってくれたようで、質問も多く出ました。

いわゆるエビデンスベースとは何かについて討論もしてきました。

 アドラー派のプレイセラピーの考え方は、最もホスピタル・プレイに

取り込みやすいと考えていますので、今年から教える方にも力を入れていきます。

 

 


研修報告書

2016年05月31日 | 日記

 

5月27日、Child Life Counsel主催、第34回年次大会において

研究発表をおこないました。

今回の研究発表のテーマは

Global Collaboration Teaching and Learning Around the Worldであり、

4か国からなる1時間半のセッションでした。

4か国とはチェコ共和国、メキシコ、アメリカ、そして日本です。

チェコ共和国から参加した、Jiri Kralovec は、NPO団体を主催しており

HPSの養成を独自に進めていますが、私を含め日本のHPSも3人Jiriの招聘で

2014年にチェコでワークショップをおこないました。

メキシコから参加した、María Fernanda Busqueta は、CLSのトレーニングを

受けたのちメキシコシティのちこども病院で仕事をしながら、大学でも教鞭を

とっている人物です。

アメリカのDeborah Vilasは、Bank Street CollegeのCLSコースの責任者で、

私が2011年にニューヨークにCLSの調査を行った際に協力してくれた人です。

Deborahさんは、2015年にNPO法人ホスピタル・プレイ協会が日本に招聘し、

HPSの教育に携わってもらっていましたので、覚えている人も多いかと思います。

 

たくさんの人が集まって私自身もびっくりでしたが、これからもますます

CLSとの対話を進めていきたいと思います。