嫁ハンをいたわってやりたい ダンナのための妊娠出産読本 (講談社+α新書) | |
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講談社 |
今週末がお花見ピークですが天気はさえなさそうです。
TVドラマにもなったコウノドリのモデルとなった医師:荻田和秀さんが書かれた男性目線の妊娠と出産の本です。
妊娠、出産は当然ながら男性が体験することはできないのでどうしても役立たずで終わってしまうことが多いですが最も妊婦の状態を知っている男性と言えば産科の医師ということになるわけでそういった意味で新鮮な切り口でした。周産期((妊娠22週から生後満7日未満の期間))医療という言葉自体あまりなじみがなかったのですがこの本を読んでいかに母子ともに健康で無事に出産するのかというのが貴重なことなのかというのを身にしみて分かったような気がします。こういった努力もあって2010年(平成22)時のデータだと日本の妊産婦死亡率は、日本では出生10万に対し5で、イタリアとスウェーデンの4よりやや多いが、ドイツ7、イギリス12、アメリカ21よりもはるかに少ないです。そういった面でも恵まれているというのは事実ですが最悪の事態を想定しなくてはいけないのも現実なわけです。 そういった意味でのリスクを知るというのは非常に重要なことだと感じました。
子どもがぞだっていくのを見ていると出産はあくまで非常に重要な通過点であるわけですが子供にとってはその後の育児もさらに重要な役割をはたしているわけで子供を育てるというのは結局はその人自身の覚悟になるというのは変わらないと思います。ペットのような生き物を育てるのも近いものはあると思います。
決して子育てというのは手放しで快楽だと言えるものではないかもしれませんがやりがいのあることであるのは間違いありません。
そのスタート地点に奉仕している産科医の仕事も素晴らしいと感じました。
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