魚ビジネスのすべて

魚ビジネス　食べるのが好きな人から専門家まで楽しく読める魚の教養 ながさき一生 クロスメディア・パブリッシング（インプレス）

 

魚ビジネス　食べるのが好きな人から専門家まで楽しく読める魚の教養 ながさき一生 (著) 

魚の食べ方という観点からいうと日本は間違いなく先端を行っている国なのかと思います。寿司や刺身といった生食だけでなく調理法、保存法などのヴァリエーションは非常に豊富で昔から海に囲まれてきたことも幸いしているのかと思います。出身は漁師の家という生粋の魚人間である筆者が記した魚ビジネスの本です。魚は昔からあれど近年では「ファーストペンギン」で取りあげられたような直販のような新たなビジネスや近大マグロのような養殖の技術革新、魚肉の培養などの新たなトレンドも現れつつありそういった内容までを網羅した本となっています。　日本は魚を取り扱うところは世界では先端グループにいることは間違いないとは思うのですが懸念されるのは足の引っ張り合い。古い産業だけに新たなことにTrialする流れが妨害されないのか？保護するだけの規制が入ってしまっていないかなどいかに日本の魚にかかわる関係者が一つになれるかというのが優位性を保つためには重要なのだと感じました。