Takekida's log

千里の道も一歩から

礼儀正しさは潤滑油

2019-08-18 22:31:22 | Books
 
Think CIVILITY(シンク シビリティ) 「礼儀正しさ」こそ最強の生存戦略である クリスティーン・ポラス (著), 夏目 大 (翻訳)
特に職場での礼節=礼儀正しさの重要性について具体的なデータも紹介しながら解説した本。社会人の研修でも出てきそうな内容ではありますが非常にわかりやすくまとめてあると感じました。
 一言で言ってしまえば「礼儀正しさというのは潤滑油となるだけでなくチームとしての能力や成果をあるための重要な構成要素である」ということになります。礼儀正しさというのはマナーというようなイメージではあるのですが実は職場の生産性につながっているというお話です。思い出したのは太陽と北風の話。いろいろ職種によっても違うので何とも言えないところはありますが厳しくして締め上げて管理するのは逆効果になる可能性が高いということを示しているように思います。特に研究開発での管理というのは難しいケースが多く、考えさせられるものはあります。
・職場で誰かから無礼な態度を取られている人について、次のようなことが確認されているそうです。
・48パーセントの人が、仕事にかける労力を意図的に減らす。
・47パーセントの人が、仕事にかける時間を意図的に減らす。
・38パーセントの人が、仕事の質を意図的に下げる。
特にこういった空気というのはキーマンと呼ばれる人を中心に上から下へ知らず知らずと伝搬していくもの。
職場の空気というのはまさに潤滑油で機械の回転率を決めるようなものなのかと思ってしまいます。これを読んでいろいろできていないと反省する面もありましたので生かしていきたいと思います。

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