セレンディピティ 点をつなぐ力
クリスチャン・ブッシュ (著), 土方 奈美 (翻訳)
セレンディピティ(=ふとした偶然をきっかけに幸運をつかみ取ること)の育み方…というと少し怪しいものを想像してしまいがちですがこの本は運を引き寄せるためのココロの在り方、そしてそれを結果に結びつける方法を心理学や行動経済学の観点から分析した本です。テーマには負けず?運の引き寄せ方というか運というのは心の持ち方や物事のとらえ方によって大きく意味合いが変わってくるということを改めて認識させられる本です。
平たく言ってしまえば「運」というのは人の心の持ち方には平等ではなく、想定外のものを否定的にとらえるか肯定的にとらえるかで絶望になるのでなくむしろチャンスとしてとらえ、生かすことが可能ということを示してます。幸運は備えある者のみに訪れる」(ルイ・パスツール)という名言が まさにぴったりという感じもしますが人生がすべて計画通りにいかないことが常である以上、想定外のことが起こった時の心のとらえ方と課題に対する対応こそが人生をどう生きるかを決定づけるということなのだと感じています。
予想外に対して「オープン」な姿勢を身につけ、「先入観の排除」すること。まさにこれに集約できることかと思います。
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