goo blog サービス終了のお知らせ 

てのしごと~ながくて風土~

2023年もよろしくお願いいたします✨

2017年渥美どろんこ村ファームステイに行ってきました。

2017年08月31日 | つくり手さん・お店

8月24日(木)から26日(土)の2泊3日で、念願の愛知県田原市「渥美どろんこ村 小笠原農園」のファームステイに子どもたち全員で参加することができました。

もうかれこれ10年くらい行かせたいな~と思っていたのだけど長男がお腹にいたり、生まれたばかりだったり、次女がお腹にいたり、生まれたばかりだったり、引っ越しをしたり遠方の実家への帰省が重なったり、なかなか参加できないでいました。

3日間の子どもたちと親の予定を空けておかないといけないので、それがなかなかできなかったのと、なんせ遠いので、2日親も予定を空けて往復5~6時間の送迎が必要だったというのがなかなかハードル高かったんです。

…今年6月に名古屋生活クラブの交流会でどろんこ村へのデイステイがあって、そこで願い叶って往復5~6時間かけて次女と二人で参加してきたんですが、なんとまあ素晴らしい体験だったこと・・・!

・・・!

ホント、こういう自然体験に特に興味ありそうになかった次女もどろんこ村にすっかり魅了され、地図を見ては「ここがどろんこ村だよね」とか、「どろんこ村ではね・・・」とか「どろんこ村行きたいな~」とか、何かにつけて「どろんこ村」というワードが出てくるようになりました。

そうこうしているうちに、名古屋生活クラブの配達の時に、どろんこ村の2017年の夏のファームステイの案内が入ったのでした…!

長女も長男も部活があるし、金沢への帰省や他の予定、わたしの仕事もいろいろありましたが、なんとか行けそうな日程が2~3つあって、6月のデイステイにも一緒に行ったmicoちゃんに連絡して、夏も一緒に行くことにしました。

長男(真ん中)がもう小4なので、こういうの行きたがるギリギリ最後だろうと思っていて、長男(小4)と次女(小2)の参加で考えていました。

でも、ウチの長女と同じ日に生まれたmicoちゃんちの長女ちゃん(中1)も、妹ちゃん(小3)と一緒に来ることになったんです。これを長女に伝えると今までそんな興味なさそうだった長女も行きたい!!となり、晴れて我が家も中1、小4、小2のきょうだい全員で参加できることになりました。

どろんこ村に電話すると、お母さんが出られてmicoちゃんちとうちの5人の子どもの申し込みをした時点で12人の定員が埋まってしまったということでした・・・結構早めに申し込みしたけれど、ホントよかった~!!

申し込み後には案内も届いて、自分たちで荷物を用意して楽しみにしていました。

夏休みもいろいろあったけどあっという間に8月24日がきました。

どろんこ村に到着するとはじめて行った長女や長男もまるで懐かしい場所に来たような感じでわたしなんてそっちのけでさ~~~~っとヤギぎや鳥たちに夢中・・・!

あ~やっぱりここはいいな~。

ここで以前名古屋生活クラブで勤めていて、今ご自身で農業をやっていくためにこちらで研修中のけいちゃんにも久々に会えました。

来月には研修を卒業して独立する予定になっているんです!

…ずっとけいちゃんと話していたいけど子どもたちのステイの邪魔になっちゃうし退散せねば・・・と後ろ髪引かれつつあさってまた来ることを楽しみに退散しました。

朝早くから出発して、家に戻ったのは14時半でした。畑もちょっとだけ寄っちゃって~~(オクラやキュウリの収穫パパッと)!その後15時すぎから遅出の勤務もあり…!ヒイヒイ・・・

そして土曜はまた早起きしてmicoちゃん夫婦と伊良湖岬で待ち合わせて灯台をみてあたりを散策して、もう時間なくてぎりぎりだったけど大アサリやお刺身などを食べてから、どろんこ村にお迎えに行きました。

子どもたちはまだまだここにずっといたい様子で「お母さ~ん!」という感じでもなく、一緒にステイしたみんなで名残惜しそうに遊んでいました。

くず芋をついばむ鶏のこどもたち。

可愛くて、あったかくてずっと抱っこしていたい子どもたち。あ~離れがたいよねぇ~。

ここの鶏たちからもらった卵と、ヤギさんたちからもらった乳がたっぷりのシフォンケーキを、ひとり1ホールずつお土産に持ち帰りました・・・うれし~~~っ!どろんこ村のシフォンケーキ、感動の美味しさなんですよ。

どろんこ村では自分たちのことは基本自分たちでやるし、こういうケーキ作りも子どもたちが主体でやらせてくれるんですよ。このほかもみんなでプリンやカラメルソースをつくったそうで、貴重な経験をさせてもらいました。

お世話してくれるのは、研修生のけいちゃんや、ごうちゃん、ゆうちゃんの大人の3人と、お父さんお母さんです。こういうお菓子づくりはもちろん、大変な豚の餌づくりをはじめとした動物たちのお世話を教えてくれたり、途中で池や海で泳がせてくれたりしました。

子どもたちの自主性を尊重してくれつつ、しっかりリードしていただいて、たくさんのことを学ばせてもらいました。

実はこのファームステイ、1999年からスタートしたそうで、その頃小学生で参加していたごうちゃんとゆうちゃんが、どろんこ村のような農業をやりたいと研修をされていて、もうすぐ「はたっこ農園」(畑の子どもたちをイメージされたそうです)として独立されるそうなんです・・・!

これからのご活躍楽しみですね♡

ステイ中は携帯やデジカメ、ゲームなどは持参しないことになっているので3日間なにをしていたかは全然わたしたちは知りませんでしたが、帰りの道中や帰宅してからの夕食中、それから日々の生活でたくさんどろんこ村の話をしてくれています。

流しうどんや焼き焼きパーティー、朝は毎日鶏が産んだ卵をひとつもらって自分の好きなように調理したり、畑の野菜でおかずを作ったりしたそうです。ヤギ乳や産みたて卵でシフォンケーキ作りやプリン作りをしたり、畑のナスなどで味噌炒めを作ったりしたことなど、長女は農園での食事づくりなどがすごく楽しかったそうです。

長男は海や池でばかみたいに泳いで遊んだのが最高だったと言っていました。夜はゲストハウス(ログハウス)でみんなで寝たり、朝から豚の世話をしに行ったり、やることがすごくたくさんあってあっという間だったと生き生きと話していました。

末子はお兄さんやお姉さんに混じって豚の餌を作るために自分たちで火を起こしたことが初めての経験でとても面白かったそうです。

そうそう、6月のデイステイでもしたのですが鶏の解体も経験したそうです。前日からお肉にする子を決めてみんなでチキンラーメンになるから「チキンラーメン」という名前をつけ、みんなで「チキラ」「チキラ」と呼んで可愛がっていたそうです。

けいちゃんが、名前付けた子たちは初めてだったよ~!と話してくれました。けいちゃんはお料理名人で、チキラの解体もけいちゃんがやり、チキラのガラでラーメンの出汁をとってくれたのもけいちゃんでした。

お料理に興味がある長女もけいちゃんはすごくお料理が上手で勉強になったと申しておりました♡

解体は2回目の末っ子はやっぱり見れなかったと言い、長女は生きるために必要なことだからと頑張って見たそうでした。長男も一通りほとんどは見たんですが、「首を切るところだけは目をつぶった」と言っており、その子その子のできる範囲で経験させてもらいました。

ファームステイのおみやげに寄せ書きももらったのですが、子どもたちが「チキラ」のことをいろいろと書いています。

「チキラのだしさい高!」や「チキラがかわいそうだった」、「チキラがきってかわいそう」(すべて本文のままです)などいろいろ!

集合写真の前方の山のような肌色のものは、豚のブーちゃんやウーちゃんたちの背中です。大きいでしょ!

最終日のお昼に、チキラの出汁でつくったラーメンとお肉でつくったチャーハンをいただいたそうですが、それはもう絶品だったそうです…!

お世話して食べて暮らしていく。文章を読んだり映像を見たり、いろいろな方法で農ある暮らしを知ることができますが、やっぱりここで過ごすということの経験はとてつもなく大きいものだろうなと思います。

だって大人のわたしでも、たった半日のステイでこの暮らしを身体で感じさせてもらって、すっかりどろんこ村に魅了されてしまいましたもんね!

あと、海でシーグラスや貝殻拾ってきたそうで、こちらもお土産に持って帰ってきました。

よ~く洗って天日に干して、花器に飾りました。長女が色で分けたら可愛いかなと思ってとこんな風にしました。ジャーサラダみたい・・・!

シーグラスは、元は人工で作られたガラスの破片が”波”によって削られ、本物の石のような美しい姿となったパワーストーンだそうです。なんとも言えない色と表面の感じ…可愛いな~。

どろんこ村のつきない話をしながら、1日1個ずつくらいでシフォン美味しくいただきました。5人の毎日のおやつで食べると結構あっという間だったですが、美味しいどろんこ村のシフォン思い切りいただけました、ご馳走様でした!

・・・動物のお世話だし、汚いことや臭いこと、いっぱいあるし、自然の中で汚れることもいっぱいあると思うんだけど、どんな洒落た場所や快適な場所に子どもたちを連れて行ったとしてもこんなに目を輝かせることって意外と少ないかもと思うんですよね。

・・・ほんと、この魅力ったらないですね。子どもたちが毎年絶対行きたい!ってなるのもわかります。

また時間の確保と予算を工面せねば~~~~

さて、今までにも過去にどろんこ村の記事をなんどか書かせていただいていているのでリンク貼らせていただきますね♡

「つまらないことは気にするな、大事なことはそうじゃない」…渥美どろんこ村の野菜

渥美どろんこ村「田んぼの学校」

そだつたべるつながる…愛知渥美半島どろんこ村

そだつたべるつながる、どろんこ村でのご飯とおやつ

どの記事もご興味ある方に読んでもらえたらうれしいなと思うんだけど、とくに渥美どろんこ村「田んぼの学校」の子どもの作文はご一読していただけたらと思います!

農園のおとうさん、小笠原さんは「お金をたくさん持って、立派なお家を建てたり余暇は旅行…ってのもいいと思うけど、こういうのって(育てて食べていく、地球の規模にあった生活を重ねていくこと、子どもたちが育って意思を引き継いでくれることなどなど!)すごく喜びを感じるよね!」って話されていたのですが、わたしもその言葉にとても共感します。

きっとわたしも、お金をたくさん持ったとしてももいいお家を建てて、せいぜいグルメや旅行を楽しむくらいしか使い道思いつかないし、きっとすぐそんなの飽きちゃうと思うんですよね~。

もちろんわたしも子ども3人も育てているし、お金は必要な分は必要なんだけど、それ以外は生活そのものを遊んで、労働して、清々しく生きた方がきっと自分は幸せ感じるだろうな~って思うんです。

どろんこ村みたいな場所が本当にあって、いつでも待っててくれる人がいることが、とてもありがたいです。今度はいつ行けるかな!?

…さあ明日から新学期!!!!

今年の夏休みもいろいろ経験して、ご飯もたくさん食べて、大きくなったかな!明日からまた頑張ろう♡

どろんこ村のサイトはコチラです。


最新の画像もっと見る

2 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
Unknown (ピッコロ(さいたま))
2017-09-03 23:57:54
こんばんは

子供たちには最高の夏の思い出になったと思います。

自立する過程で「親が居なくて子供だけで」という環境は最高に刺激的で、
自立心を育てるにはとても良いイベントとなりましたね。

美味しい食べ物を得るには時間と労力が掛かる、
お金では買えない充実感や価値観を小さいうちから経験できたお子さんは、
この体験で大きく成長したと思います。
返信する
本当に貴重な経験させてもらいました✨ (mau)
2017-09-05 15:34:40
ピッコロさん

まさにそうなんです。貴重な経験させてもらえました。

親にいろいろやってもらうのも幸せだけど、親から離れ、自分の力でやってみて、なにかこう手ごたえがある・・・みたいな充実感て、なんともいえないですよね。

こういう充実した気持ちやお金では買えない価値を体験させてもらえて本当によかったです。

困るのは、夏も冬も春も全部ファームステイに行きたい!!と言われてしまったことです・笑

すっかりどろんこ村に魅了されてしまっています。

送迎の時間と参加費を工面せねばなりませんね!
返信する

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。