2月の最後の日、仕事でお世話になっている先生のお宅のおこしものづくり&こんにゃくづくり大会に呼んでいただきました。
先回は恵方巻づくりだったのですが、残念ながら行けなかったので今回は行けてほんとにほんとによかった~❢❢
…ながくて風土でも何度も記事にしたいな~って思っていたんですが、わたしは野良仕事と編みしごとのながくて風土とともに、もうひとつ大切な大切な仕事をさせてもらっていて、それは子どもに関する仕事です。
…わたしはひょんなきっかけで、高校3年生の夏休みに保育者になろうと突然決意して(!)進学して卒業後は金沢市の幼稚園教諭になったんです。
仕事はすっごく面白くて周りの先生方にも、子どもたちにも親御さんにも恵まれて幸せな教諭生活だったと思います。
でも一番いい時期にいろいろ考えて一度保育者はお休みしたんです。
バックパッカーでしばらく旅をして広告代理店~出版社でサラリーマンしてました。
そうこうしているうちに結婚して母となったんですが、相棒くんは出版社の編集で不在がちだし、実家は広島と石川というちょっとやそっとでは子育ての助けを得られる状況でなく、周りのお友だちに支えてもらってなんとか3人の出産育児をしていたんです…!
3人目は実家に帰らず産んだので、上のふたりの子育てがままならない時期があったんですが、わたしがインフルエンザで寝込んでしまったときに上のふたりを預かってくれて食事やお風呂の面倒を見てもらったり、幼稚園の遠足の時には友人が自分の子とウチの子を連れて遠足に連れて行ってくれたり、感謝してもしきれないほど子育て中の大変な時にお世話になりました。
産前産後の一番大変な時には、長女の毎日の幼稚園までの送迎を手伝うよ❢なんて、信じられないくらいあたたかい援助の手を伸ばしてくれたんです。
でも友人だって、赤ちゃんもいるし、子育て中の大変な時…❢
毎日なんて、助けてもらうわけにいかないよね…❢
…そんな時、名古屋市の子育てサポートのことを知り、依頼会員になって援助会員さんの援助を受けながらなんとか一番大変な時期をしのぎました。
あ~なんてありがたいんだろう…❢サポートしてくださった援助会員さんは、本当に子どもや子育て中の母の力になりたいと思ってくださる方ばっかりで感謝しかありませんでした。
わたしも、子どもたちが少し大きくなったら援助会員になって恩返ししなきゃ…✨
ずっとそう思っていました。
そして名古屋から引っ越して長久手市になりましたが長久手でも同様のサポート体制があったので援助会員になって、お子さんたちを預からせてもらうようになりました。
自分も1~2年お世話になっているので、末っ子が幼稚園の間の2~3年だけは…と思い。
…援助の仕事は、最初は恩返しのはずだったけれど、ウチの子どもたちにとってもとてもよかったんです。
近所のお子さんがウチに来て一緒に食事したりおやつを食べたり、一緒に公園に遊びに行ったり…。
そのお母さんが迎えに来てくれてしばらくうちでしゃべっていってもらっているうちにうちの子どもたちのことも覚えてくださって、外で会ったときにもウチの子たちに「○○ちゃん~」なんて呼んでもらって可愛がってもらいました。
お預かりしていたお子さんが大きくなってサポートから卒業されても、学校に行くとそのお子さんにも会えたりするんです。
わたしは学校の参観日や発表会などは自分の子どものことも楽しみだけれど、小さい時にお預かりしたお子さんの成長を見るのもすっごく楽しみだし、そのお子さんのママと会うのもすごく楽しいんでいるんです。
ホント、恩返しのはずだったんだけどこんな「いい思い」いっぱいさせてもらえる仕事ってないな~って思えました…。
その頃のわたしの生活といえば、家のこと、子どもたちの事や学校、幼稚園のこと、そして地区の子どもさんの保育援助と、ながくて風土…。
主婦がなんでこんな時間ないの~って自分でも思ってたし周りのみなさんにも「??」な思いさせてしまっていたかもしれないけれど、そんなこんなで毎日毎日なにかしらで精いっぱいの日々でした。
なので、忙しい保育の現場に復帰するということは頭になかったし、できるなんて思ってもみなかったのですが、昨年春に末っ子が小学校にあがって、援助の仕事もこれで一区切りと思っていた矢先に保育士の募集が目についてしまって、…と20年ちかくぶりに保育の現場に復帰したんです…!
(厳密に言うと、今までは幼稚園教諭でしたが、現在は初めての保育士の仕事をさせてもらっています)
サラリーマン生活も長かったし、結婚と子育てで精いっぱいで保育現場に戻れるなんて思ってもなかったんだけど、この市の援助会員だったことで、「あ~子育てをサポートさせてもらって、子どもの成長を親御さんと共有できることって、こんな楽しかったんだっけ~!」ってなんだか保育に対する気持ちがじわじわと甦ってきたんです…!
だから今も、ながくて風土(野良や台所仕事)、ニッティング、子どもに関する仕事…と、そういうバラバラに見える感じで仕事させてもらっているんですよね。
こんなにばらばらに見える生活ですが、わたしにとってはこちらでも度々申しておりますように(笑)すご~~く一貫していて納得しているんですよねぇ~。
…保育現場に戻ってからは、わたしはなんとなくではなく本当に保育が好きで、保育士の先生の先輩も後輩との関係もすごく楽しくて、子どもや親御さんとの出会いも本当に好きでやらせてもらっていたんだということに気が付いたんだけど、今思えば若い頃は目の前の事に一生懸命で自分の気持ちとか喜びのようなものに気づけるほど余裕なかったんですよね!
保育は「子どもが好き」という気持ちはもちろんなんだけど、人間て面白いな!人間てすごいな!生きてるって楽しいな!って思える部分がすごく大きな原動力なんです。
わたしが今まで出会った先生方ですごい先生ってやっぱりたくさんいるんだけど、そういう先生は人に対しての美学や哲学…っていうと大げさかもしれないけれど、そういうものを持っている方がすごく多いんです。
ご本人はそんな哲学や美学持ってるなんて考えてないかもしれないけれど、わたしはそう感じてました。
そういう先生と出会って、人間関係があって、遊んだり話したりしてきた時間はやっぱりわたしにとってすごく面白い時間だったと思うし、わたしにとってまだまだ、まだまだ、学ぶことが多い場所なんだなと40代になって思いました。
…こんな感じで長~~~くなっちゃいましたが、「ながくて風土」でも保育に関することを書いておきたいなってずっと思いっていたんですが、こんな風に長くなっちゃうことが目に見えていたのでなにかの機会に…とずっと考えをあたためていました。
さて、わたしが今この環境でまたいろいろなことを教わる機会に恵まれていて、お伝えできたらいいなあということがムクムク湧き上がってきています。
子どもたちはこの風土で生まれ育っていきます。子どもたちと一緒に風土の恵みをいただいて、感謝して、思いっきり生きることを楽しんでいきたいなあ~って思ってます。
いろいろ記事にさせていただきたいことがあるので、また保育現場からの記事もupさせていただけるよう頑張りますね❢
…冒頭の写真にあるように、わたしなんて足元にも及ばないようなキャリアの先生のご自宅に呼んでいただき、思う存分、めっちゃ楽しんでおこしものづくりしてきたんです。
詳しい手順などまたあらためて書かせていただきますね、ひとまず今日はここまで…。