木曜日の練習を楽しみにしている風信子です。
でも、昨日は忙しい一日でした。夫の受けている阪大でのインターフェロン治療に付き添いました。月一回の担当医の診察も木曜日です。
C型肝炎で受診して、もう2年が経過しました。
午後1時からの診察ですが、10時半には先ず、血液検査。2時間後には結果がでるので消化器内科のある内科東に行って主治医に診察してもらいます。その後にインターフェロンを打ちます。
第一診から第五診まで並んでいますが、夫の主治医が1人を診る間に、他の部屋では3人位が入室しています。丁寧に見て貰えているのはありがたいのですが、時間がどんどん経過して疲れちゃいますね。
でも大学病院で一人に20分ほど話をして貰えるのは驚きですね。先生の人柄かじっくり話をします。前回の検査でもウィルスはマイナス(-)と分かりました。
「ウィルスが血液中から消えたのが37週目ですからね。4週目に消えたのであれば大丈夫ですが、やはり3年目まではインターフェロンを続けたほうが良いでしょう。止めてしまうと勢力を盛り返すかもしれません。」
もう112回目もインターフェロンを打った夫だが、あと9か月ほどは続けないといけないのだ。夫は疲れて気が滅入っているようだった。
バスで阪急茨木市駅に戻り道に、私だけ途中で降りてハローワークへ向かう。
気になる求人があって応募しようかなと思ったのだ。15日にでて17日だから大丈夫だろうと思ったが、すでに募集が終わっていたよ。でもまあ、また働くとなると大変さもあるしと思いかえす。まだ失業給付中だし・・・。
好きな仕事で働きたい一方で、のんきに過ごしていたいのだから勝手なものだけどね。大急ぎで阪急駅まで行く。夫はロサビアの喫茶店で待っていてくれた。
「夕方から雨やて。コーラス行くんか。」
「うん。」
「疲れてるのに。ホンマ身体こわすぞ。」
「歌ってると、疲れが取れるんだもん。」
「じゃ、タクシー使え。」
アホなことを・・・。
夜に入り小雨だったのが市民会館に近づく頃には、だんだん大ぶりになってきた。
7時からの練習には遅れてしまった。
でも嬉しいことに席を取ってくれているから大丈夫。発声練習中に着いたのでホッとした。練習指導の先生もメインの方だ。
今回も7番を歌う。ここから曲が聞けます。「くまさんの『ヘンデル』メサイアのページ」です。
同じ曲を3回も練習したことになる。
その夜、指導の先生が、
「ちょっとだけ安心しましたよ。」と言われた。
200人を超える合唱団が纏まるまるものやら、仕上がりがどうなることやらと心配されていたようである。
それから本番までの指揮者の指導法について話をされた。
「大概の指導者は、曲を平均値(標準)で教えていくようです。特に、プロでない合唱団に対してはそうしがちです。」
「でも私は変化をつけて色々とやってみたいのです。皆さんは、それに慣れて、応えていってください。」
「指揮者のコール(呼びかけ)に、動きにしなやかに付いてきてください。」
「即興でやるのが音楽です」
「このやりかたで成功するかどうか。ぜひ、挑戦してください。」
ソプラノにも、余裕をもった心が揺れる歌い方を勧められた。
「テンポ・キープしすぎで、つまらなくなっていますよ。皆さん、もっと生き生きと冒険してください。」
私たちは、ちょっとワクワクしてきた。新しい実験に誘われたような気持ちだ。
休憩のときに横の懐かしい友達が嬉しげに言った。
「この先生の指揮だと歌いやすいわ。声が全然つかれないもの。」
「ひやしんすちゃんは、他でも歌っているの。」
「いいえ。」
「私は別のところでもコーラスして、1日はボイストレーニングで、1日は歌い方をピアノの先生から教えて貰っているの。」
「凄いですね。お仕事されながら週に4日も じゃ、夜に習っているのですか。」
67歳で仕事して、週に4日は歌をやる。
「月謝のために仕事しているようなものだわ。自分でも呆れる」とちょっとだけ溜息をつきながら言われた。
だからこそ素晴らしい声量をキープされているのだろう。
「ひやしんすちゃん。ストレスは声を出しにくくするわよ。」とも。ご自身の辛い体験を思いだされたのか・・・。
風信子は、そこまで熱心にはなれないけど、アレコレと手を延ばす趣味のやり方もあれば、ひとつの事に熱中する趣味のやり方もあるのだった。
その夜は、両脇とも上手な方であったから自分の声はまったく聞こえてこなかった。嬉しい悲鳴。
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でも、昨日は忙しい一日でした。夫の受けている阪大でのインターフェロン治療に付き添いました。月一回の担当医の診察も木曜日です。
C型肝炎で受診して、もう2年が経過しました。
午後1時からの診察ですが、10時半には先ず、血液検査。2時間後には結果がでるので消化器内科のある内科東に行って主治医に診察してもらいます。その後にインターフェロンを打ちます。
第一診から第五診まで並んでいますが、夫の主治医が1人を診る間に、他の部屋では3人位が入室しています。丁寧に見て貰えているのはありがたいのですが、時間がどんどん経過して疲れちゃいますね。
でも大学病院で一人に20分ほど話をして貰えるのは驚きですね。先生の人柄かじっくり話をします。前回の検査でもウィルスはマイナス(-)と分かりました。
「ウィルスが血液中から消えたのが37週目ですからね。4週目に消えたのであれば大丈夫ですが、やはり3年目まではインターフェロンを続けたほうが良いでしょう。止めてしまうと勢力を盛り返すかもしれません。」
もう112回目もインターフェロンを打った夫だが、あと9か月ほどは続けないといけないのだ。夫は疲れて気が滅入っているようだった。
バスで阪急茨木市駅に戻り道に、私だけ途中で降りてハローワークへ向かう。
気になる求人があって応募しようかなと思ったのだ。15日にでて17日だから大丈夫だろうと思ったが、すでに募集が終わっていたよ。でもまあ、また働くとなると大変さもあるしと思いかえす。まだ失業給付中だし・・・。
好きな仕事で働きたい一方で、のんきに過ごしていたいのだから勝手なものだけどね。大急ぎで阪急駅まで行く。夫はロサビアの喫茶店で待っていてくれた。
「夕方から雨やて。コーラス行くんか。」
「うん。」
「疲れてるのに。ホンマ身体こわすぞ。」
「歌ってると、疲れが取れるんだもん。」
「じゃ、タクシー使え。」
アホなことを・・・。
夜に入り小雨だったのが市民会館に近づく頃には、だんだん大ぶりになってきた。
7時からの練習には遅れてしまった。
でも嬉しいことに席を取ってくれているから大丈夫。発声練習中に着いたのでホッとした。練習指導の先生もメインの方だ。
今回も7番を歌う。ここから曲が聞けます。「くまさんの『ヘンデル』メサイアのページ」です。
同じ曲を3回も練習したことになる。
その夜、指導の先生が、
「ちょっとだけ安心しましたよ。」と言われた。
200人を超える合唱団が纏まるまるものやら、仕上がりがどうなることやらと心配されていたようである。
それから本番までの指揮者の指導法について話をされた。
「大概の指導者は、曲を平均値(標準)で教えていくようです。特に、プロでない合唱団に対してはそうしがちです。」
「でも私は変化をつけて色々とやってみたいのです。皆さんは、それに慣れて、応えていってください。」
「指揮者のコール(呼びかけ)に、動きにしなやかに付いてきてください。」
「即興でやるのが音楽です」
「このやりかたで成功するかどうか。ぜひ、挑戦してください。」
ソプラノにも、余裕をもった心が揺れる歌い方を勧められた。
「テンポ・キープしすぎで、つまらなくなっていますよ。皆さん、もっと生き生きと冒険してください。」
私たちは、ちょっとワクワクしてきた。新しい実験に誘われたような気持ちだ。
休憩のときに横の懐かしい友達が嬉しげに言った。
「この先生の指揮だと歌いやすいわ。声が全然つかれないもの。」
「ひやしんすちゃんは、他でも歌っているの。」
「いいえ。」
「私は別のところでもコーラスして、1日はボイストレーニングで、1日は歌い方をピアノの先生から教えて貰っているの。」
「凄いですね。お仕事されながら週に4日も じゃ、夜に習っているのですか。」
67歳で仕事して、週に4日は歌をやる。
「月謝のために仕事しているようなものだわ。自分でも呆れる」とちょっとだけ溜息をつきながら言われた。
だからこそ素晴らしい声量をキープされているのだろう。
「ひやしんすちゃん。ストレスは声を出しにくくするわよ。」とも。ご自身の辛い体験を思いだされたのか・・・。
風信子は、そこまで熱心にはなれないけど、アレコレと手を延ばす趣味のやり方もあれば、ひとつの事に熱中する趣味のやり方もあるのだった。
その夜は、両脇とも上手な方であったから自分の声はまったく聞こえてこなかった。嬉しい悲鳴。
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