本日は、シニアスキーヤーならではの懐かしいスキー・キーワードを5つご紹介させていただきます。30年程前のスキー全盛期に流行ったワードですが、若い方も今流行の昭和時代が少し垣間見えるので、よろしければおつき合いください。
①「サロット(SALLOT)」: 1987年の映画「私をスキーに連れてって」に出てくる架空のスキーブランドです。SALOMONとSCOTTを掛けたのだと思われますが、何か意外ともっともらしいネーミングです。
映画では、原田知世さんが志賀から万座への無謀な移動を試み、急斜面を必死に滑り降りる中、ユーミンのブリザードがかかる場面が今でもジーンときます。
(出典:「Mt.石井スポーツ」さんサイトより引用)
②「スキーナウ(SKI NOW)」 : 1990年前後にテレビ東京で23時前後に放映されていた番組です。眠くても起きて観ていたことを憶えております。NOW(ナウ!)という響きが昭和です。
中でも第26回技術選、我満嘉治選手の不整地滑走が圧巻だったこととエンディングに流れたデビーギブソンの「 Lost In Your Eyes」は印象的です。
③「重ね止め」 : これだけだと意味不明ですが、スキー板のトップが重なってしまうことを防ぐ用具です。トップから15cm程度手前の板上に付ける台形状のプラスチックです。(適当な画像がなく恐縮です。)
これを付けているとスキーが上手い人に見えるようで流行っておりました。スキーヤーにはナルシストが多いのかも知れません。
④「ポンチョ」 : 今でもたまに拝見しますが、スキー場が雨や雪の時に着る一種のレインコートです。これを着ると「てるてる坊主」のように見えますが、こちらも当時は上手い人に見えるようで流行っておりました。特に蛍光色が売れていました。
⑤「サミーツアー」 : スキー全盛期はバスツアーが主流でした。こちらはその代表的会社の企画名です。スキー場への往来手段は、バス→電車(シュプール号!)→車と変遷してきました。バスでは途中ドライブインでの温かい紙コップコーヒー、電車では横川駅の釜めし弁当が懐かしいです。
補足ですが、当時のプリンスホテル予約は争奪戦で発売日初日に電話がつながるまで1時間程度かかり、リフトは20分待ちがあたり前でした。でも、今振り返るとよき時代でした・・・。
(出典:「みなかみ町観光協会」さんサイトより引用)
少々暗くなってしまいましたので、明日からは明るめでいきます。
重ね止めやポンチョは懐かしい、当時はクールなアイテムでした。一方で、サロット、スキーナウ、サミーツアーは知りませんでした。今でも通じるようなシュールな響き・・・