本日はコブ斜面で滑る際のベースとなる「吸収動作」(ベンディング)のコツにつきままして、ご紹介させていただきます。キーワードは「自転車」です。
コブが滑れるようになるとスキーを楽しむ幅が広がります。残すところ3か月余りとなりました来シーズンの参考になりましたら幸いです。Let’s SKI & BUMP!
(出典:「ブリジストンサイクル㈱」さんサイトより引用)
コブの滑り方のベースとなる「吸収動作」のコツ
①なぜ「吸収動作」がベースなのか?
コブ斜面を滑ると分かりますが、コブを越える時にコブにあたり衝撃を受けます。これを吸収しないと後傾となり、いわゆる発射状態となり、転倒につながります。よって衝撃を吸収する(いなす)動作が必要となります。
②「吸収動作」のイメージは自転車!
「吸収動作」のイメージは自転車で大きな段差を乗り越える時の体の動きにとても近いです。自転車で大きな段差を乗り越える時は腰(お尻)をサドルが少し上げて、段差からくる衝撃を直接受けないようにします。
更に段差を越える瞬間にやや前かがみになり、腰・腕・脚等体全体で段差からの衝撃を受ける動きをとります。この動きは「吸収動作」のイメージと同じです。
③コブ斜面での「吸収動作」の実践方法は?
スキーを滑る格好と自転車に乗る格好は実は意外と似ています。冒頭画像の様にスキーと同じく、少し前傾で膝を曲げ、腕が前に出ています。よって、自転車で大きな段差を乗り越える時の感覚を持ちながら、②の動きをコブを越える時に行えば吸収できます。
(出典:「ski net」さんサイトより引用)
一発では出来ないので何度も繰り返し、「吸収動作」をするタイミングや前傾の程度等を探っていきます。すると要領をつかむことができます。
④「吸収動作」のコツは?
(1) コブを乗り越える直前に腰(お尻)を少しだけ引き気味にして下げると「吸収動作」がし易くなります。
(2) 後傾にならないよう両腕を思いっきり前に出すようにします。
よく(1)の動きはしない方がよいと言われますが、先ず「吸収動作」の感覚を体感し覚えるには有効ですので、あえて記載しました。
総じて言いますと、感覚的な表現で大変恐縮ですが、自転車で大きな段差を吸収して乗り越える時のイメージで、コブからの衝撃を「ウニャっと」受けとめていなす動きがポイントです。
先ずは浅く、ピッチ(コブの間隔)が短くないコブで練習することをおすすめします。また、実際にコブを滑っているスキーヤーの方を見たり、DVD・YOU TUBEでイメージトレーニングをすることも有効です。
コブの滑り方に関連した掲載記事はこちらです。いろいろな角度から解説しています。参考になりましたら幸いです。
コブ斜面のコツ イメージトレーニング向け YouTube(前半) - スキー移住群馬県沼田市・シニアスキーヤー
コブ斜面のコツ イメージトレーニング 向け YouTube(後半) - スキー移住群馬県沼田市・シニアスキーヤー
【おすすめ!スキーDVD】「超かんたんコブ攻略法」 - スキー移住群馬県沼田市・シニアスキーヤー
【来シーズンに期待!】コブ斜面攻略の最重要ポイントと求められる動作は? - スキー移住群馬県沼田市・シニアスキーヤー
コブ斜面攻略で意識していること3つ - スキー移住群馬県沼田市・シニアスキーヤー
自転車になぞらえての吸収動作のコツの解説は、イメージがつかみやすく、すごくわかりやすかったです!ありがとうございました。
吸収動作コツは、コブを乗り越える直前にお尻を少しだけ引き気味にして、両腕を「前に、高く、広げる」ですね。どのスキーの教則本の内容よりも、この一言のほうが価値があると思いました。
なんか、滑れる気がしてきました(笑)ので、イメージトレーニングを重ねてみたいと思います。
イメージトレーニングは意外と有効です。何となくできると感じた時にやってみると、難しかったことが実際に出来たりします。自身は小学生の頃、逆上がりができなかったのですが、ある日、ふと出来そうな感覚が芽生え、やってみたら、すんなりできた記憶があります。