オープンリールデッキ TEAC 7号&10号リール (その2) 部品・メンテナンス編 :
前回 再生スピードがだんだん遅くなって、、、音程が低くなる。。。。
その主因の1つが、キャプスタンモーターの駆動制御に関与している こいつ MPコンデンサーなる化け物が悪さ加減でした!
回転数を計測すると、最初 1,800rpm 正確に回転しています。しかし、15分ほど経過すると、回転数が 1,700rpm、じきに1,650rpm へと低下する現象が散見されたのです。これでは 使い物になりません!
恐らく ヤフオク ジャンク品で「通電OK」、だとか「再生録音できて何か曲が流れています」、「それ以外、細かな部分はわかりません」
こういう中古あるいはジャンク品の半数、又は 3分の1は コンデンサー、ガリ音ではトランジスターの不良が主因です。アンプと同じですね。真空管アンプの原理は しっかり 頭に入っていますので、オープンリールデッキの回路も 水平展開 できそうです!
さて。。。
キャプスタンのファンに4箇所、、マークを貼り付けます!
そして、タコメーターで照射計測するのです。
ひとまず キャプスタンモーターの回転(1,800rpm)は MPコンデンサーの交換で一件落着!
遊びがてらに、2.0μF-0.8μF MPコンデンサーではなく 余っている 3.9μF-0.9μF (長い部品)なら容量が大きいから 大は小を兼ねる。。。
→ 結果・・・・・・ 一定に回転しますが、何故か 1,680 rpm と低く一定に回転するのです!
理屈が判りません!
ということで、正規仕様の 2.0μF-0.8μF MPコンデンサー にしなければ 意図した回転数が得られないようです。
最新のコンデンサーと代替できないのだろうかーーー ちょっと 電気系の技術者に聴いてみようか。。
焦らず ゆっくり 着実に! 作戦を練って対処しなければ。。。
次の問題は、10号リールを早送り、巻き戻り すると メタルリールでは非常に重いためか、途中で回転が止まりかけになる現象が散見されたのです! 困ります!
2軸のモーターのトルクだろうか・・・・
技術 Service Manual を拝見すると。。。英語ですが。。。
ななななななんとーーー Adjust 調整する手順があるんです!
ということは、この部品のトルク調整だろうか?!
「うちなータイム」
という言葉を 知りました!
この シーサーの絵の見ながら、「うちなータイム」 で 1つ1つ 対処しようか。。。
ご静聴、ありがとうございます!