プロフェッショナル・トラヴェルソ奏者 前田リリ子 さんの リサイタル in 神戸 に行ってきました。
本物のトラヴェルソをプロフェッショナル奏者による演奏で聴いたのは2回目!
1回目は クイケン氏による 大阪ザシンフォニーホールでの演奏会。
そして 2回目は 前田りり子さんのリサイタル。
受付は 藤井さんがやっていただいていました(感謝)
ルネッサンス~オトテール~ロッテンブルク~ロココ~ルイ・ロットまで。。。これだけの種類を一度に比較して聴くことができたコンサートは本当に初めてでした。 これぞ 圧巻 です!
途中、オットテールでは ”オット 待ってー” 輪ゴムでキーを修正されていました
各楽器の製作意図、制作者、時代背景、生活環境(宮廷音楽だとか、、)の歴史を語っていただきながらの演奏でした。大学の講義を聞いているようで 本当に 贅沢なリサイタルでした。何回も聴きたくなるリサイタル、、というよりは 講義、レクチャーでしたね。。。本当に感謝です!
音楽だけではなく、私の得意分野である分析化学、臨床検査医学、タンパク質分析、などなど、、昨今キット化、コモディティ化、コピペばかりの知識ではなく、しっかり 発見や開発に至った歴史的背景も語れるようになると 本当のプロフェッショナル と言えると思っています。
さて、
手前からルネッサンス(円筒) →→ 銀色のフルートが ここここれが。。。ルイ・ロット これが 吉田雅夫先生が吹かれていたルイロットかと 刻み込まれた ルイロットの文字を見て 感動しました。
世界最高のルイ・ロット モデルです。。。低音まで 明るいフレンチスタイルの音色。。楽器の構造がドイツ式でした。
1973年に吉田雅夫先生がFM放送で少しだけ解説された音源がありました!
https://www.youtube.com/watch?v=4C6LPMIKVXc&list=UUrc71-ecavnjYH81FSCDXdg
1つづつ 画像で見ていきます。音源が無いのがもったいないのです。
私が手にとって楽器を見せてもらおうかと 思うと、、先に 別の方の手が出てきてなかなか。。。順番が回ってきません。。。
黒色が グレンザーとか言っておられました。高い「A」が出やすいとか。。。
うーーーーーん もっと早くトラヴェルソの魅力を知っておけばなーーー
学生時代、フルート仲間やフルート合宿で 全く トラヴェルソの話題が無かったぞ!! フルーティストの友人、、何でトラヴェルソの魅力を学生時代に語ってなかったんだろうか。。。教えられていないかもね。。
1980年代、、後半、、、ピリオド楽器の魅力や奏法を語るフルーティスト(音大生)の知人がいなかったな。。。
皆、ヘインズ、パウエル、ラファン。。。。
ベーム式モダンフルート や 最新の ムラマツ、ミヤザワ、ヤマハ、コタト、マテキ、アルタスなどなど、新しいアンブシュアだとかリッププレートがだとか、、、改良されたフルートばかりの話題でしたね。。
さて、、今からでも遅くありません!
トラヴェルソの特訓です! ゆゆゆ 指がーー痙攣しそう。
「舌」も ペロペロ 上下に 回りません
指 のストレッチからだ
「忍耐」
何時から 本格的に 学ぼうかなーーーー
以上