今から25年以上前に腕時計型コンピュータが存在していたのをご存知でしょうか。ウェアラブルコンピュータの先駆け的存在です。
1984年にセイコーから発売されました。構成は腕時計型の本体とCPU内蔵のコントローラがセットになっていました。
画像はEngineersci.tea-nifty.comから引用
基本的なアラームとかは腕時計型の端末に内蔵されていました。それ以外のアプリは存在していませんので、必要なアプリは自分でBASIC言語を使用して制作する必要がありました。
端末とコントローラの通信は非接触方式です。有線での通信が普通だった当時としては画期的なことです。
当時のセイコーは意欲的な時計を開発し販売していました。TVが視聴できる腕時計(TVチューナーは別体)なんかもそうですし、有名ブランドと提携した腕時計も販売していました。最近になって復刻したりしています。
当時はICやLSI技術が急激に発展しつつある時期でした。その時期に、この様な画期的商品を販売したセイコーに敬意を表したいと思います。