今日は、憲法記念日です。・・・
私もそれまでは、「ふぅ~ん。だから?」でしたが、法律を学習する機会にふれて、日本の最高法規であり、今までは改正等と言うのはご法度のものだった。・・・
今日の新聞各紙では、各政党が憲法改正の具体案を今日の記念日によせ発表している。・・・
細かくそれをどうとか言うつもりはない。・・・だが・・・
各政党が今の憲法に対してあれこれ言うのには、疑問がある。・・・
そもそも、日本国憲法は、日本の国、政府を規制し、国民の自由と人権を守るためのもの、一部は確かに国や政府に優位になるように作られている所もないとは言えないが、基本は、国が国民に対してしてはいけない事を列挙しているし、そこから解釈されて各法律が成り立っている。それを、国の人間である政府や一政党がとやかく言える立場にはない。・・・いろんな意見はあるだろうが、最終的には国民投票で決まるものです。今のままでは、まだまだ日本の国民すべてが関心があり、どうしても変えないといけないという処まで、熟していないようにも感じます。ややもすれば、政府や政党による「扇動」を招きかねない。そう思います。・・・
国民一人一人が、よく今の憲法を学習しその上で改正が必要と言う流れが出来ているなら、そこから憲法改正の動きになればいいが、国主導で動こうとしている昨今の政党や政府の流れに甚だ疑問が湧く。・・・国民抜きで、またかの悲惨な国や政府主導の人権無視の軍事大国に戻したいのか?・・・日本はかつてそうなった時が、かつての歴史上何回もある。それを何度も何度も改善してきた経緯があるのではないでしょうか?・・・
私は、憲法97条「基本的人権の尊重」から、この憲法が出来た経緯がどんなに苦しい物だったか、その全貌は分かりませんが少なくても地獄の苦しみの中の国民の為に施行されたものと信じます。そんな経緯を今の国民が全員認識できたうえで、初めて現在の起こっている色んな事に当てはめて、改正が必要なら投票にかけて国民に真意を問うと言う動きが必要だと思います。・・・
国民の意見は、多種多様。・・・軍事的な事、皇室典範の事、国旗国歌の事、地方自治に関する事、などなど・・・これらは各政党から出ている事ですが、全部の国民の意見はもっと多種多様になるでしょう。・・・
日本国憲法は、国が国民に対する取り決めなのです。・・・国が、政府が、国民の基本的な人権を守る等の条項が占めています。・・・それだけ、それまでの日本政府は国民に対して自由を奪っていたと言う経緯があったのは事実です。・・・
そう言う大変なものを、日本の政府や一政党が勝手に「これです!」なんて決めて良いのか?・・・確かに、国民から出た話から出て来たものかもしれない。しかし、全国民の意見ではない。・・・
憲法を変えるという事は、その下につづく法律の解釈も変わります。・・・
権力主導は、国を崩壊させます。・・・
「一票の格差」の問題も、違憲判決が出ているのに何年もそのままの選挙を続けている。これは、政府の不作為なんですよ。・・・結局今日の新聞報道でも、憲法自体を改正しようとかいう事を言う政党もある。・・・
あくまで平等に、国民一人一人の意見を、国会に反映させるための方法なのに、それを根本から変えてしまえ、と言うのはいかにも官僚的ですな。・・・
一部の人間たちが勝手に日本の国民の本来の自由を奪って行く。・・・それでいいのだろうか?・・・
日本と言う国は、国民全員が創って行かないと、参賀していかないといけない国だと思います。・・・少なくても、今の政府や国会は国民全員の気持ちを代弁しているとは、まったく思えませんが、どうでしょうか?・・・
ここで提案します!・・・政府のキャッチフレーズです。・・・
「すべては、国民のために!」・・・
これを基本に今から行動して下さい。政府も国会議員も全ての官僚も、全ての公務員も・・・
おのずと個々にやるべき事が見えてくるはずです。・・・
今日は、憲法記念日に寄せて・・・
明日に、期待!・・・
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