人生の日の出Ⅱ「Hero's りんくう校」編

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親の思ったように、子は育つ。

2018-06-11 22:32:00 | 日記・エッセイ・コラム
 よくお母様方と話していると、「言わないとやらない、できない!」という事を聞きます。

特に男子のお母様に多いような~~。

放っておくと、いつまでもゲームしてたり、遊んでる。”言わないと”片付けないし、止めません。

中には、”言ってもムダ”とあきらめる場合もあります。

こどもの頃に伝記で読んだり、映画やドラマにもなって何度も繰り返し演じられてきたものに「ヘレン・ケラー物語」があります。皆様ご存じ?の三重苦の女性の話ですね。

見えない・聞こえない・なので話せない。

生まれつきだから、何をしても本人に届かず、苦労が徒労にに終わるから、そのまま生かせる。野獣のように・・・。

そこへサリバン先生が現れます。人間らしく生きさせたい。必ず人間として活かせる。と信じて、言葉を、マナーを教えていきますね。

見えなくても、聞こえなくても、体で感じる。

ヘレンの親は、諦めていたのです。

先日紹介した「女子の武士道」から・・・

「かわいそうだと思った瞬間、その子はかわいそうな子になる。」

これを教えてくれた筆者のおばあさんがこどもの頃、子守をしていて背中に赤ん坊をおんぶしたままひっくりかえりそうになり、とっさにうつぶせの態勢をとり、そのまま前のめりで倒れた。その時左目に枝が刺さって失明したそうです。自分を捨てて赤ん坊を守ったのです。

でも顔は醜くなりました。その内鏡をみなくなります。それをみていた両親は、「醜いと自分で思うから醜くもなる。目に見えるものに振り回されぬよう、心の目を開きなさい。」と説きます。

「そして、あなたはとても尊い行いをしたのです。左目がダメになり、そのおかげで心の目が開いたのです。何年もかけて開くものを、あなたはすでに開いている。そんなあなたが醜いはずがない。」(脚色アリ)

そこから自信もついて、諦めかけていた花嫁修業もするし、学業にも専念していくのです。

ヘレン・ケラーの話と、この女子の武士道と内容は同じですね。

誰かが、親であれば一番いいが、その子の可能性を信じていれば、その子にとっての最善の方法が採れるようになる。

かわいそうな子だ、仕方がない、ムリだ。と思って扱えば、その子はそういう”かわいそうな子”になるのです。

「出来る!必ずスゴイ子になる!」と信じて接していれば、そのようになるのではないですか。

ただ、無理維持はいけませんよ。その子の可能性は無限でも、何でもできる訳ではない。学者の素質があるのに、営業職に就けるとか、やりたいことがあるのに、なんでもかんでも良い会社へ!なんてのは違うのです。出来る事は決まってますからね。そこを見つける手助けが必要になります。

こどもたちの将来を、親が限定したり、否定したりしてはいけませんね。

言わないとやらない、できないという子は、初めからいつやるのか?どうやるのか?を教えていないからではないですか?自分で判断させないで来たからでしょ!

でもまぁ、私も偉そうには言えませんし~~~。日々勉強であります。

明日に、期待!
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