私はこの黙想の間になさった神父様(ドメレ師)の説教をよく気をつけて聴き、部屋に帰ってから、その概略を記しました。そしてこの説教について感じたことが沢山ありましたが、別にその観念を記さなくても決して忘れないと思って省きました。が、実際その通り今日でもその時の感じを忘れておりません。私はいかに大なる愉快をもって、童貞方と共に全ての日課に与っていたのでしょう。私は「親愛なるレオニアから貰った大きな十字架を、ちょうど宣教師のように常に帯の間に吊るしておりましたので、よく人目についておりました。それで人々は私は「カルメル会修道院」に入っている姉に倣いたいのであるという事を思っていましたが、真にその通り、私の思念思考はいつも姉ポリナの方に飛んで行っておりました。ちょうどその時ポリナも私等のようんび黙想中であることを知っておりました。もっとも姉は初聖体イエズス様を受けるためではなく、全く自分の身をイエズス様に捧げるためでありました。そしてその日と私が初聖体を受ける日が同じでありますので、この黙想がなおさら貴重であるように感じました。
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