LEEというのは、今年東京で開催される世界建築会議で私が発表する論文(ポスタープレゼンテーション)のテーマ
「Low Effect Energy」の略である
二酸化炭素の削減議論にとどまらず、真に環境に影響の少ないエネルギーを目指すべきではないかという問題意識が根源にあり昨年から準備を進めてきて3月に原稿を提出した
論文作成のためにいろいろ調べてゆく中で、東京大学大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻の中村尚准教授に伺ったことで、現在の研究の成果からエネルギー問題の数値的イメージ等の理解が進み、無理解からくる不安は解消されて真の問題点の絞り込みと論点整理、そして提議はできたつもりだ
震災でお礼が遅れているのが心苦しいが、このブログ上で中村先生に感謝の気持ちを伝えたい
私の問題意識の視点は「人類を含む生態系の存続可能な環境維持」のためにはどのようなエネルギー利用の配慮が必要かというところにある
結論から言えば、「Low Effect Energy」という概念となる
そしてもっと突き進めて考えると「エネルギーは使い放題でいいのか?総量規制が必要ではないか?」ということになる
二酸化炭素排出の削減は必須だが、そこで思考停止していてはいけないはずだ
今回の東日本大震災後の福島第1原子力発電所事故では環境への放射能の漏出という非常に重篤な問題が起きてしまった
このことからだけでも二酸化炭素排出削減だけでは免罪符にはなり得ないことは誰の目にも明らかだろう
人類は産業革命で動力を手に入れて以降、文明を異次元のレベルに変革させてきたと言えるだろう
それは、エネルギーの浪費に支えられてきた
しかし、地球環境は限界のある環境を形成していて私が学生時代にはすでに「成長の限界」が問題提起されていた
それから40年あまりたち、人類は二酸化炭素による地球温暖化という人類のみならず地球上の生態系すべてに深刻な影響を及ぼす大問題を現実のものとしてしまった
そして今また、放射能漏出という問題が三たびにわたり起きてしまった
人類は地球上の生態系に責任ある行動をする義務がある
「二酸化炭素による温暖化」「放射能漏出」だけでなく生態系に与えるさまざまな影響をどの程度すくなくすれば許されるのか?
注目すべきポイントは、大気圏、海洋の熱総量の変動だろう
その観点からすれば、宇宙空間から地球上に到来する自然エネルギー、地球自体がもつ熱エネルギーのうち自然状態で地上に漏出する熱エネルギーの総和の変動に人類がそれら以外のもので作り出すエネルギーがどの程度影響を与えるかどうかというチェックがなされ判断されるべきだろう
具体的には、変動に影響が少ない「太陽熱」「太陽光発電」「風力」「潮汐力」などが再生可能エネルギーと認められる
これからは、植物の活動に見られるような太陽熱をエネルギー源にした空気中の二酸化炭素を固定化する技術も視野に入るのかもしれない
化石燃料を地上で燃焼することで得られる熱エネルギー、核物質を反応させることによるエネルギー、地下から地上に取り出す地熱エネルギーは、それぞれの問題や限界があり再生可能エネルギーと考えることはできないだろう
そして、太陽からくるエネルギー、月の引力として到達するエネルギー、地表に漏出している熱エネルギー以外のエネルギーは使わないという方針が世界的合意として形成されることを願う
幸い中村先生のご指摘により、私の危惧する人類の消費エネルギー総量は太陽からくる熱ネルギーに比べればまだまだ非常に低いレベルである
太陽からくる熱エネルギーだけでも上手に使えば人類の活動に必要なエネルギーはすべてまかなえるということだ
人類は正確に全世界のエネルギー消費をモニターし、冷静かつ科学的にコントロールする手法、高能率で再生可能なエネルギー源を開発して、自然と調和するエネルギー開発を推進してゆかねばならない
「Low Effect Energy」の略である
二酸化炭素の削減議論にとどまらず、真に環境に影響の少ないエネルギーを目指すべきではないかという問題意識が根源にあり昨年から準備を進めてきて3月に原稿を提出した
論文作成のためにいろいろ調べてゆく中で、東京大学大学院理学系研究科 地球惑星科学専攻の中村尚准教授に伺ったことで、現在の研究の成果からエネルギー問題の数値的イメージ等の理解が進み、無理解からくる不安は解消されて真の問題点の絞り込みと論点整理、そして提議はできたつもりだ
震災でお礼が遅れているのが心苦しいが、このブログ上で中村先生に感謝の気持ちを伝えたい
私の問題意識の視点は「人類を含む生態系の存続可能な環境維持」のためにはどのようなエネルギー利用の配慮が必要かというところにある
結論から言えば、「Low Effect Energy」という概念となる
そしてもっと突き進めて考えると「エネルギーは使い放題でいいのか?総量規制が必要ではないか?」ということになる
二酸化炭素排出の削減は必須だが、そこで思考停止していてはいけないはずだ
今回の東日本大震災後の福島第1原子力発電所事故では環境への放射能の漏出という非常に重篤な問題が起きてしまった
このことからだけでも二酸化炭素排出削減だけでは免罪符にはなり得ないことは誰の目にも明らかだろう
人類は産業革命で動力を手に入れて以降、文明を異次元のレベルに変革させてきたと言えるだろう
それは、エネルギーの浪費に支えられてきた
しかし、地球環境は限界のある環境を形成していて私が学生時代にはすでに「成長の限界」が問題提起されていた
それから40年あまりたち、人類は二酸化炭素による地球温暖化という人類のみならず地球上の生態系すべてに深刻な影響を及ぼす大問題を現実のものとしてしまった
そして今また、放射能漏出という問題が三たびにわたり起きてしまった
人類は地球上の生態系に責任ある行動をする義務がある
「二酸化炭素による温暖化」「放射能漏出」だけでなく生態系に与えるさまざまな影響をどの程度すくなくすれば許されるのか?
注目すべきポイントは、大気圏、海洋の熱総量の変動だろう
その観点からすれば、宇宙空間から地球上に到来する自然エネルギー、地球自体がもつ熱エネルギーのうち自然状態で地上に漏出する熱エネルギーの総和の変動に人類がそれら以外のもので作り出すエネルギーがどの程度影響を与えるかどうかというチェックがなされ判断されるべきだろう
具体的には、変動に影響が少ない「太陽熱」「太陽光発電」「風力」「潮汐力」などが再生可能エネルギーと認められる
これからは、植物の活動に見られるような太陽熱をエネルギー源にした空気中の二酸化炭素を固定化する技術も視野に入るのかもしれない
化石燃料を地上で燃焼することで得られる熱エネルギー、核物質を反応させることによるエネルギー、地下から地上に取り出す地熱エネルギーは、それぞれの問題や限界があり再生可能エネルギーと考えることはできないだろう
そして、太陽からくるエネルギー、月の引力として到達するエネルギー、地表に漏出している熱エネルギー以外のエネルギーは使わないという方針が世界的合意として形成されることを願う
幸い中村先生のご指摘により、私の危惧する人類の消費エネルギー総量は太陽からくる熱ネルギーに比べればまだまだ非常に低いレベルである
太陽からくる熱エネルギーだけでも上手に使えば人類の活動に必要なエネルギーはすべてまかなえるということだ
人類は正確に全世界のエネルギー消費をモニターし、冷静かつ科学的にコントロールする手法、高能率で再生可能なエネルギー源を開発して、自然と調和するエネルギー開発を推進してゆかねばならない
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