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ビル管理:もし息子がこの業界に来たいと言ったら?

2020年08月25日 22時20分43秒 | ビル管理業界の実態
夏バテか、10時過ぎまでごろごろ。

ぼんやりしている頭から出てきた今日のブログのお題は、
「もし息子がこのビル管理業界に来たい」と言ったらどう回答すべきか?
でした。

今、息子はシステムエンジニアとして、IT業界の最先端ではない仕事をしています。具体的には、構築中のシステムのテストといった仕事。
将来性はあるのか。そこで将来性を見出すにはどうしたらよいか。

IT業界は、最先端の開発を除けば、ビル設備管理業界同様に下請け・孫請け、人の派遣といった構造で成り立っています。
違いは、システムエンジニアのタイトルが付けば、ビル設備管理エンジニアよりも、より技術的に最先端のように聞こえるし、世間一般の受けが良いこと。

実態は、泥臭い仕事が多く、ビル管理業界同様に構造的に低賃金・昇給なしの世界。
しかも、実労働時間はビル管理業界よりもはるかに長い。月100時間迄の残業は、本給込みなどの労働条件は普通にあり。
あの超一流企業の電通でさえ、死にたくなるほどきついのです。

では、息子はそこから逃げ出そうとしているかというとそうではない。時間をやりくりして勉強もしています。
いまのところ来たいと言ってくる可能性はないが、
もし、転職先の候補の一つとして聞かれたらビル管理業界を勧めるだろうか、それとも、絶対やめるべしと答えるだろうか?

まず資格を取らないでビル管理技術者をやるつもりなら「やめとけ」といいます。逆に言えば、転職は準備をしてからということです。
資格なしでも仕事はできますが、軽く見られて安月給のまま。現状よりも給料が低くなる可能性があります。

それと下請け、孫請けの会社ではなく元請の会社に入る戦略を持つこと。
日本の大手元請でも中途採用はあるかもしれませんが、類似の仕事の経験がないと難しいと思われます。
外資系の元請は、中途採用が基本なので、採用は英語力とどう自分のキャリアを設備管理に結び付けて説明できるかであろう。
アカウントマネージャーから始めて設備管理やソフトサービスを学んでいけば展望が見えてきます。

私の頭の中でのモデルは、現在の職場の部長K氏。
建築業界のトップ企業から設備管理業界に転職し、海外のサイトの設備管理も手掛けています。
前職では上司のパワハラに会い、苦労もしており、自分は絶対に怒らないように意識しているようです。
設備管理に関する確固とした「リスクの低減」という方針があり、このK氏のところで息子が修行できればと本当に思います。

転職の可能性は今のところないが、一生同じ会社で働くとは考えにくい時代、
「自分のキャリア設計(選択肢は複数)」をしっかり行い、その準備をする。
息子の強みである英語力を更に鍛えて外資系ビル管理会社へ行くことを選択肢の一つにする、というのが現時点での回答。

さて、オヤジも勉強するかな。

多すぎる選択肢@十条銀座


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