＜本日の一言＞
農心杯第1戦は、日本の村川大介九段(28)と韓国の元晟湊九段(34)が対局しました。
結果は残念ながら村川九段が敗れました。
第1ラウンドとして第4局まで毎日行われますが、次の日本代表の登場は第3局となります。
皆様こんばんは。
本日はおかげ杯国際精鋭囲碁対抗戦の2日目が行われました。
3回戦の日本対韓国の結果は、２－３で敗れました。
一力遼八段(22)が半目負けに終わるなど、あと一歩でしたね。
それにしても、藤沢里菜四段(21)が崔精九段(23)を破ったのは印象的でした。
さて、今回は芝野虎丸九段(19)と韓国の申旻埈九段(20)の対局をご紹介します。
なお、おかげ杯の棋譜は全て日本棋院ネット対局幽玄の間で中継されました。
1図(実戦)
芝野九段の黒番です。
白1～7は面白い進行だと思いました。
白は黒2によってハザマを衝かれていますが、白7となってみると、黒も白×によってハザマを衝かれた格好になっています。
良い勝負ということになるのでしょうか。
2図(実戦)
黒△と出られた白は裂かれ形ですが、黒も白×と出られて裂かれ形です。
石がきしむような激しい競り合いですね。
3図(実戦)
黒×をゲタで取られましたが、黒△が強手です。
白Aに対しては、三目中手で丸取りしようというのです。
結局、白が×を捨てることになり、ここも痛み分けのような結果になりました。
4図(実戦)
殴り合いの末に細かい碁になりましたが、最後は黒△の手筋で止めを刺しましたね。
これで左下隅の白地が減り、差が開いて白投了となりました。
名人になったばかりの芝野九段ですが、気負いは感じられませんでしたね。
いつも通りに力を発揮していたと思います。
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