2月5日は、ベートーヴェン・ピアノ三重奏シリーズ第九回でした。
バイオリン・小笠原伸子さん、チェロ・中垣文子さん、ピアノ・中山育美のトリオです。
ヘンレー版で三巻に分けて出版されている14曲のピアノ三重奏曲。すでに第二巻まで終了し、いよいよ第三巻に突入です。
ヘンレー版で付けられた番号で、第9番『14の変奏曲』はOpus 44 と書かれ、1804年1月作曲という事になっています。
変ホ長調(フラット3つ)の、階段を上ったり下りたりするようなテーマに、14の変奏曲が続きます。
ある意味、個性的な、別の言い方をすれば、意外性のある、油断のならない作り。
1つを除いて、必ずフェルマータがあるので、そこではミニ・カデンツァを入れる事にしました。
それでも、15分位なので、第12番の『マキシミリアン・ブレンターノに捧ぐ』18012年(作品番号なしでKinsky-Halm WoO 39と分類)と
第14番『断章』1784年(Hess-Verz. 48)の2曲も一緒に演奏することになりました。
ヘンレー社に従えば、第14番、第9番、第12番の順に作曲された事になりますが、小笠原伸子さん調べ(三省堂資料)によりますと、
「この3曲、いずれも1800~1802年頃の作品らしい」という事で、規模の小さい順に演奏をしました。
ヘンレー版による分類で、第14番『断章』は、弾んだリズムが特徴のスケルツォ的なキャラクターを感じながら、
第12版『マキシミリアン・ブレンターノに捧ぐ』は、ドルチェの指示があり、やや繊細さも込めながら、
第9番『14の変奏曲』は、変奏曲ごとのキャラクターの違いと、ミニ・カデンツァの即興を愉しみながら、演奏しました。
前日の霙が止んでくれて、晴れた割りには、やはり寒い一日でしたが、大勢のお客様が足を運んで下さりました。
ありがとうございました。次回、ベートーヴェン・ピアノ三重奏シリーズ第十回は、4月9日(水)です。
それと、次回、ワタクシが出演させて頂く《水曜ランチタイム・コンサート》は、2月19日パガニーニの『ラ・カンパネラ』です。
お昼の12:15開演(12:00 開場)関内サロン。お気軽にお立ち寄りください。
地図 http://yokohamabarock.on.omisenomikata.jp/map
横浜バロック室内合奏団 http://yokohamabarock.com/
バイオリン・小笠原伸子さん、チェロ・中垣文子さん、ピアノ・中山育美のトリオです。
ヘンレー版で三巻に分けて出版されている14曲のピアノ三重奏曲。すでに第二巻まで終了し、いよいよ第三巻に突入です。
ヘンレー版で付けられた番号で、第9番『14の変奏曲』はOpus 44 と書かれ、1804年1月作曲という事になっています。
変ホ長調(フラット3つ)の、階段を上ったり下りたりするようなテーマに、14の変奏曲が続きます。
ある意味、個性的な、別の言い方をすれば、意外性のある、油断のならない作り。
1つを除いて、必ずフェルマータがあるので、そこではミニ・カデンツァを入れる事にしました。
それでも、15分位なので、第12番の『マキシミリアン・ブレンターノに捧ぐ』18012年(作品番号なしでKinsky-Halm WoO 39と分類)と
第14番『断章』1784年(Hess-Verz. 48)の2曲も一緒に演奏することになりました。
ヘンレー社に従えば、第14番、第9番、第12番の順に作曲された事になりますが、小笠原伸子さん調べ(三省堂資料)によりますと、
「この3曲、いずれも1800~1802年頃の作品らしい」という事で、規模の小さい順に演奏をしました。
ヘンレー版による分類で、第14番『断章』は、弾んだリズムが特徴のスケルツォ的なキャラクターを感じながら、
第12版『マキシミリアン・ブレンターノに捧ぐ』は、ドルチェの指示があり、やや繊細さも込めながら、
第9番『14の変奏曲』は、変奏曲ごとのキャラクターの違いと、ミニ・カデンツァの即興を愉しみながら、演奏しました。
前日の霙が止んでくれて、晴れた割りには、やはり寒い一日でしたが、大勢のお客様が足を運んで下さりました。
ありがとうございました。次回、ベートーヴェン・ピアノ三重奏シリーズ第十回は、4月9日(水)です。
それと、次回、ワタクシが出演させて頂く《水曜ランチタイム・コンサート》は、2月19日パガニーニの『ラ・カンパネラ』です。
お昼の12:15開演(12:00 開場)関内サロン。お気軽にお立ち寄りください。
地図 http://yokohamabarock.on.omisenomikata.jp/map
横浜バロック室内合奏団 http://yokohamabarock.com/