長岡育英センター・ブログ

遊びも勉強もおやつも2020年も!
育英なら毎日仲間と一緒、みんなと一緒!
育英が僕らの放課後の場所!

本番だ 指はふるえる はじまった。

2007-02-03 10:10:27 | きょうの育英
木曜日のジュニア教室の時間に、1年生と3年生も
この間の新潟演奏旅行の俳句を作りました。

リアルな体験に裏付けられた17文字の詩。

子ども達の苦労がうかがえて、とても楽しいものに
なっています。どれも秀逸です。

---



マリントンネル いきものいっぱい トンネルだ。

さめの子は たまごの中で くらしてる

ハリセンボン まわりのとげで じぶんをまもれ


---

マリンピア日本海のマリントンネルは、子ども達に
とっては何度行っても興奮する場所のようです。

魚は横から眺めるものという固定観念を覆してくれる
下から魚を見ることができる眺めというのは、
言いようのない迫力があるようです。


サメの卵の水槽がありました。小さな小さな袋が
ツルのようなもので棒?にからみついていて、
その中には小さなサメの赤ちゃんがもう動いているのが
見えたそうです。川上は見ませんでしたが。

大人のように「何度も見たし…」とならないで、
「どうなってるんだろう?」という純粋な好奇心、
探求心に満ちた眼は、子どもの宝物です。


ハリセンボンは、ご存知の通り体中に鋭い針があります。
この鋭い針で外敵から身を守ります。

でも、この日わたし達が見た光景は…。

その水槽にはアオウミガメとハリセンボンが仲良く
入っていて、お互いに邪魔することもなく生活を楽しんで
いるようでした。

2,3匹のカメがいて、そのうち一匹がこちら側にお尻を向けて、
向こうを向いてじっと静かにしています。しばらく見ていました。
と、そのカメの口元からなにかがすごい勢いでぴゅぅっと
飛び出しました、するするするぅっと逃げるように泳いで
来たのは、ハリセンボンでした。

仲良しに見えたハリセンボンとカメは「食うや食われるや」の
緊張関係にあったとは。

ショックでした。
え?ハリセンボンは仲間じゃなくてエサなのか?まさか!?

その瞬間を目撃したところから
「命令形」の「じぶんをまもれ」となった一句でした。

---




ハリセンボン とげがいっぱい ハリセンボン

マリンピア うみのいきもの せいぞろい

レストラン おいしいごちそう またたべたい


---

レストランでの食事は子ども達には嬉しかったようです。
もちろん川上も楽しみました。

先生が付いているとはいえ、友達が前にも隣にも後ろにも
いっぱいで、家族と一緒に行くのとは一味も二味も
おいしい食事になったことでしょう。

---




イルカさん 水のジャンプ ゆめを見る

マリンピア かめがうえむき イナバウア

カメさんが ハリセンボンを ねらってる


---

そして、こちらは3年生。合奏大会での様子を
短く俳句にしました。




カチカチと 手がふるえるぞ 大へんだ

本番だ 指がふるえる はじまった。


---

どちらも手が震える緊張した状態を表現してくれました。

リラックスして騒いでいるように見える子ども達も、
自分の中に高まってくる緊張を打ち消すために
はしゃいだり、おしゃべりしたりしているのでしょうね。

確かにわたしもそうでした。

3年生だと後輩達の手前なかなか素直にいうことも
出来なかったけど、俳句にだったら素直に書けました。

---
Change!! IKUEI!!
 by 川上