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正月スペシャル【お年玉を読む!】

2009-01-03 23:35:30 | 川上のひとりごと日記
小学生の皆さん、お年玉はいただきましたか?

我が家のムスメにはまだあげていませんが。

さて、子ども達には嬉しい季節。お正月。
お年玉は一年でもっとも嬉しいこと続きの季節と
言ってもいいかもしれません。

かつて2004年12月30日に書いたコラム
いろいろとお年玉については書いています。

その後の現在の様子が気になり、調べてみたら、
小学館のアンケートで興味深い調査がありました。


おしえてネットくん

PDFの詳細データはこちら


全体でも354件というサンプル数で
やや心許ないですが、2008年のお正月の
数字ですので、のせてみます。

1.小学生の平均

それによると、2008年のお年玉の平均は23,689円。
前年比マイナス1,604円

1位 別居してる祖父母から 10,873円
2位 その他の親戚から 9,790円
3位 お家の人から 6,216円
4位 その他の知り合いから 4,562円
5位 近所の人から 3,686円

自分は近所の人からもらったことなど無かったので、
この結果は驚きでした。近所にお年玉くれる人が
いるなんて羨ましすぎです。

それにしても別居している祖父母からの金額と
その他親戚の方が額が多いので、このデータを見た
小学生の皆さんは、親戚の人の方を大事にして
親や一緒に住んでいる人はおろそかにしていいのかと
思うかも知れません。

それは大間違い。

2005年の国勢調査によれば、長岡市でおじいちゃん
おばあちゃんのいない「核家族」の世帯の割合は51.7%。
およそ半分の家庭は親子だけの世帯です。
2000年の国勢調査でも51.5%。核家族世帯の
割合はほぼ横ばいです。

また全国平均でも2005年では57.9%が核家族です。

つまり、おじいちゃん・おばあちゃんと同居している家の
方が全体的には少ないのですから、「おうちの人から」
もらうお年玉の金額が下がるのは当然です。

そして、そうなると一緒に住んでいるのでない別居の
おじいちゃんおばあちゃんが大体2組はあるわけですから、
双方から頂戴するカタチになると、どうしても金額は大きく
なることが予想されます。

短絡的に考えてはダメです。(笑

やはりおうちの人の言うことを聞くのが◎です。

ただし、やはりお正月くらいは親戚づきあいを大事にして
ごあいさつをきちんと出来るようになりたいです。
それは単にお年玉のためだけなどでは決してなく、
まっとうな人間となって成長していくためにも
ぜひとも今から身に付けたいマナーと言えるでしょう。

きちんとした挨拶ができる子どもは、やはり
それだけで賢く見えます。


2.金額分布

もらったお年玉の金額分布です。

1位 1万5千円超~2万円 18.1%
2位 1万円超~1万5千円 16.9%
3位 2万円超~2万5千円 12.7%
3位 2万5千円超~3万円 12.7%

なお、1万円以下の割合は14.7%。

子どもが働いたのでもないのにそんなにもらうのは
金銭感覚をおかしくするだけですね。ほどほどが
いいでしょう。

3.お年玉をくれた人

1位 別居の祖父母から 90.4%
2位 その他の親戚から 82.8%
3位 おうちの人から 77.1%
4位 その他の知り合いから 16.1%
5位 近所の人から 6.2%

この項目の数字が物語るのは、「おうちの人から」
お年玉をもらっていない人は22.9%いると
いうことです。ちょっと驚き。

という我が家もまだ渡していませんが。

ちなみに、長岡の古くからの習慣では、大晦日の晩
=お年夜(としや)におせち料理を囲んでのっぺも
いただいたりして、その日の夜にお年玉を渡すのが
一般的だったようです。

これはかなり多くの長岡人に聴いてもそうだと答える
のではないでしょうか。

ですから、正月元旦(1月1日の朝)にお年玉を
渡すとかもらうという風習はテレビの中の世界でした。

ちなみにデータに戻りますが、別居の祖父母と
その他親戚は「おうちの人」よりもかなり高い確率で
確実にお年玉を渡してくれるようですから、これは
しっかり親戚も大事にした方がいいと言えます。(笑


4.もらったお年玉の使い道

1位 ゲームソフトを買う 39.3%
2位 すべて貯金する 29.7%
3位 おうちの人にあずける 28.2%
4位 本を買う 22.9%

それぞれさもありなんという結果です。

核家族が多く、少子化もあって近所の子どもも
兄弟も少ない今となっては、ゲームが格好の遊び相手と
なるのも時代の流れから言って無理はないのかと
最近ちょっとばかり思ったりもしますが。


ちなみに、主な使い道を2005年との比較で行くと、
こうなります。この2005年のデータのサンプル数は
1012人。2008年よりもずっと多い人が答えてくれています。

      2005年 → 2008年
ゲーム買う 32.5% → 39.3% +6.8%
貯金する  31.9% → 29.7% △2.2%
うちの人  25.0% → 28.2% +3.2%
本を買う  26.4% → 22.9% △3.5%
文房具買う 17.3% → 14.4% △2.9%
おもちゃ買う 17.0% → 12.4% △4.6%

この他に、2005年より増えているものを見ると、

カードゲーム 8.8% → 12.4% +3.6%
その他の物 10.5% → 11.3% +0.8%


その他の物ってのが気になりますが、何かは
書いていません。

単純に読み取ると、銀行や郵便局に預貯金するより
家の人にあずけて、ゲームを買うし、カードゲームも
買う。だけど、本や文房具は買わなくなっています。

そういう感じでしょうか。


ちなみに、2003年正月のデータでは、
1位 すべて貯金 32.4%
2位 ゲームソフト 31.6%
3位 おうちの人にあずける 25.2%
4位 本を買う 22.3%
5位 玩具を買う 19.7%

やはり、このころと比較してみても、
相当なお金がゲームソフトに流れていっていると
見て良いようです。

次に商売やるならゲームソフト屋さんでしょうか。(笑


5.誰が使い道を決めるか

1位 自分で決めた 66.9%
2位 皆で一緒に決めた 24.9%
3位 お父さんやお母さんなど家の人 8.2%

これは前年比で「ほぼ横ばい」と調査には書いてありました。


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実に興味深い数字がたくさん並びました。
この他にもいろいろなデータが読み取れると思います。

ぜひ皆さんもたまにはこういう数字をじっくりと
見てみてくださいな。


そして、お年玉をいただいた子ども達は、大人への
感謝を忘れずに。そして、元気にすくすくと大きく
成長することが、なにより大事なんですね。


ということで、お正月スペシャルでした。

おしまい。

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Challenge!! IKUEI!!
 by 川上
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