因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

2020年8月の観劇と俳句の予定

2020-08-01 | お知らせ
 ようやく梅雨明けの報が南から西から聞こえはじめました。7月に横浜で雨が降ったのは31日、つまり時おりは晴れ間もあったものの、一カ月毎日雨だったということで、増加の一途の感染者数にも、いよいよ心が沈みます。劇場や稽古場でのクラスター発生による公演中止の報道に、演劇情報のアンテナを張り、観劇予定を立ててチケットを予約するといった一連の行動への体力気力が著しく低下していることに愕然としています。演劇を魂の糧としてきたはずなのに、美味しそうなお料理を前にして、自分がおなかがすいているのかどうかもよくわからないといった気持ちです。

*八月納涼大歌舞伎
 5か月ぶりの歌舞伎座公演は、1演目ずつの4部制で、大向こうや掛け声も控えるようにとのこと。消毒や換気はじめ、厳戒態勢で臨む関係者の心情を思うと胸が迫ります。今やどこで誰が感染してもおかしくない状況だけに、初日から千秋楽まで安全が守られますように。
*稚魚の会・歌舞伎会合同公演
 若手歌舞伎俳優研鑽の成果発表の公演。気になりはじめたきっかけは、数年前の同公演「寺子屋」の新聞劇評で、「人間国宝級のベテランが演じるもの」という思い込みがゆさぶられた。今回は坂東彌十郎監修の「修善寺物語」が眼目か。
東京夜光 川名幸宏作・演出 『BLACK OUT』
 『世界の終りで目をつむる』『ユスリカ』と、着実な歩みを進め、先日ネット配信された『どこかへ』でも得がたい印象であった東京夜光が、MITAKA“Next”Selection 21st」に選出された。こちらの感染予防対策も非常に手堅く、きめ細やかである。無事に開幕し、最後まで上演できますよう、切に切に。
 
 俳句の予定は以下の通り。
*かさゝぎ俳句勉強会・・・季語は「撫子」。今月からやっと万葉集の枕詞の学びが始まり、初回は「うつせみの」と「こもりくの」
*十六夜句会・・・先月やっとリアル句会を再開したが、このところの東京都の感染者数急増を受けて、ネット句会に。「日向水」、「髪洗ふ」の兼題に加え、詠み込み「くも」。
*金星句会・・・裏句会含め、オンライン句会が定着しました。兼題は「囮」(おとり)、「木槿」(むくげ)。

 ドラマを読む会も無期限休止状態のため、有志によるオンライン例会を企画しています。指南役の先生はネット不可、世話役の先生は大学教務で不在のため勉強を進めることはできませんが、互いの生存確認と近況報告、各人演劇ネタをひとつ持ち寄って共有し、リアル例会再開までの下地が作れたら、と思っています。
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