因幡屋ぶろぐ

劇評かわら版「因幡屋通信」主宰
宮本起代子による幸せの観劇記録。
舞台の印象をより的確により豊かに記せますよう・・・

グループる・ばるVol.24さよなら身終い公演『蜜柑とユウウツ-茨木のり子異聞-』

2018-09-20 | 舞台
*長田育恵作 マキノノゾミ演出 公式サイトはこちら 東京芸術劇場シアターイースト 東京公演は23日まで その後12月なかばまで首都圏、北海道、東北ツアーあり 一回きりのつもりで始めたユニットが、気がつくと32年。2015年の初演が第19回鶴屋南北戯曲賞を受賞した長田育恵の本作で幕を下ろすとのこと。因幡屋のる・ばる初観劇は、2004年冬の『片づけたい女たち』(永井愛作・演出)であったが、当時まだブロ . . . 本文を読む
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tsumazuki no ishi×i鵺的合同公演『死旗』

2018-09-16 | 舞台
*高木登/鵺的作(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11,12,13,14,15,16)寺十吾/tsumazuki no ishi演出 公式サイトはこちら ザ・スズナリ 18日終了 観劇直後の「いったいこれは何?!」と言葉がフガフガしたまま、その感覚をぶつけるように書けばよいのか、時間を置いて熱を冷ましてからのほうがよいのか、迷っているうちに公演が終了してしまった。なので「ネタばれ」を気に . . . 本文を読む
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文学座9月アトリエの会『かのような私-或いは斉藤平の一生-』

2018-09-11 | 舞台
*古川健(劇団チョコレートケーキ)作 高橋正徳演出 公式サイトはこちら 文学座アトリエ 21日まで「劇チョコ」の古川健(1,2,3,4,5,6,7,8,9,10,11)はここ数年劇団内外問わず快進撃を続けている。今回の書き下ろしは、劇団屈指の財産演目『女の一生』のごとく、「長い歴史を辿り、追体験できるような物語」という演出家のオーダーのもと、今年のアトリエの会のテーマ「新しい台詞との出会いー戦後再 . . . 本文を読む
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秀山祭九月大歌舞伎夜の部

2018-09-10 | 舞台
*公式サイトはこちら 歌舞伎座 26日まで「秀山」とは、初代中村吉右衛門の俳号である。毎年9月の秀山祭は、初代の芸を顕彰し、その志を継ぐものの研鑽の場、お披露目の場として、初代の生誕120年にあたる平成18年に始まったものである。亡くなった俳優への敬意と継承の決意のこもる「追善興行」とはまた別の味わいがあり、9月の訪れるのを毎年楽しみにしているお客さまは多いことだろう。座頭の当代・中村吉右衛門みず . . . 本文を読む
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追加しました!因幡屋9月の観劇と俳句の予定

2018-09-02 | お知らせ
 魔の9月であります。毎月の俳句の締切、因幡屋通信、えびす組劇場見聞録の次号原稿、そして!年に一度の「銀漢賞」の締切が!今年こそは早めに取りかかろうと毎年決心するのだが、気がつけばこうして9月を迎えている情けなさよ。言ってないで、少しでも進めましょうね。まずは観劇予定から。 追加しました!*急な坂スタジオ連続トーク 「おしゃべりな食堂vol.2 福原冠の場合」 範宙遊泳の福原冠含め、4名の俳優によ . . . 本文を読む
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