昨秋、名人位をなくしたときには、このままずるずると負けが込むのではとおもっていたら、そうなりませんでした。それだけ地力が優れているということでしょう。立派です。
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囲碁の第41期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)、井山裕太棋聖(27)と挑戦者、河野臨九段(36)の第6局は9日午前9時から、新潟県南魚沼市の「温泉御宿 龍言」で行われていたが、10日午後6時9分、井山棋聖が150手までで白番中押し勝ちし、4勝2敗で防衛。
本因坊、王座、天元、碁聖、十段と合わせて六冠を堅持した。井山棋聖は5連覇で、史上3人目、27年ぶりに名誉棋聖を名乗る資格を得た。優勝賞金は4500万円。
囲碁の第41期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)の第6局が9、10の両日、新潟県南魚沼市で行われ、井山裕太棋聖(27)が150手までで、挑戦者の河野臨九段(36)に白番中押し勝ちし、対戦成績4勝2敗で5連覇を達成。井山棋聖は、6冠を堅持するとともに、同一タイトル5期連続獲得の規定により本因坊、碁聖に続く名誉称号(名誉棋聖)の資格を得た。
本因坊・王座・天元・碁聖・十段とあわせ6冠保持者の井山は、30日に十段戦第2局で余正麒七段(21)と対局する。
囲碁の井山裕太6冠(27)=棋聖、本因坊、王座、天元、碁聖、十段=に河野臨九段(36)が挑む第41期棋聖戦7番勝負第6局が9日から新潟県南魚沼市で打たれ、10日、白番の井山が150手で中押し勝ちし、4勝2敗で5連覇を達成した。これにより、井山は藤沢秀行、小林光一に次ぐ名誉棋聖の有資格者となった。井山の名誉称号獲得は本因坊、碁聖に続いて三つ目。
<囲碁>棋聖戦 井山勝ち防衛、6冠維持 名誉棋聖に
03月10日 19:43毎日新聞
囲碁の第41期棋聖戦七番勝負(読売新聞社主催)の第6局が9、10日、新潟県南魚沼市で打たれ、井山裕太棋聖(27)が挑戦者の河野臨九段(36)に150手で白番中押し勝ちし、4勝2敗でタイトルを防衛、6冠を維持した。
井山は棋聖戦5連覇で、名誉棋聖の資格を獲得。井山が名誉称号の資格を得るのは、永世本因坊(二十六世)、名誉碁聖に続いて三つ目となる。【最上聡】
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27歳の若さで、七大タイトルのうち3つも名誉称号をもつのですから、凄いとしかいいようがありません。
ちなみに、名誉称号を得るには、5連覇するか、通算8期以上在位することが必要です。井山六冠の場合、名誉称号をもたないのは、名人、王座、天元、十段の4つです。その通算在位数は、
名人 5期 (2009-10・13-15)
王座 4期 (2012-13・15-16)
天元 5期 (2011-13・15-16)
十段 3期 (2011-12・16)
つまり、名人は3期の在位で、天元はあと3期もしくは3連覇で、王座は3連覇で、十段は4連覇で名誉称号を得られることになります。最速では、あと4年で七大タイトルすべての名誉称号を得る可能性があり、そのときまだ31歳なのですから、恐ろしい話です。
今月は十段戦が始まって、井山六冠が先勝しました。第2局が30日にあります。その前には、AIとの対戦も控えており、井山六冠への注目度はさらに高まりそうです。
がんばえ、井山六冠!
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