米軍には、感謝。「トモダチ作戦」には頭が下がります。でも、これが、あれだけ米軍を嫌っていた政権のやることかとあきれてしまうのも事実です。
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「トモダチ作戦」米軍総力、1万6000人態勢(読売新聞) - goo ニュース
2011年3月28日(月)03:09
東日本巨大地震を受けて、自衛隊と米軍が緊密な連携の下に、かつてない大規模な活動を展開している。
救難活動や被災地への物資輸送、東京電力福島第一原子力発電所の事故対応などと、幅も広がっている。日米同盟は、民主党政権発足で大きく揺らいだが、地震や原発対応をきっかけに、より一層深まりつつある。
◆前例なき態勢◆
北沢防衛相は27日の防衛省災害対策本部会議で「米軍の持てる力は同盟国として大いに受け入れ、国民の不安を払拭していかなければならない」と述べ、危機を乗り切るため、自衛隊と米軍の連携が不可欠であることを強調した。
自衛隊、米軍は「前例のない」(防衛省幹部)規模の部隊を派遣している。自衛隊は27日午前9時現在で、陸海空3自衛隊の総定員の半分近い約10万6900人、航空機539機、艦船53隻を投入した。一方、今回の支援を「TOMODACHI(トモダチ)作戦」と銘打った米軍の態勢は陸、海、空、海兵隊の4軍で約1万6000人、航空機113機、原子力空母「ロナルド・レーガン」を含む艦船12隻だ。特に、海兵隊では、移設問題で揺れる普天間飛行場(沖縄)に所属するヘリ部隊などが物資輸送などを展開している。
米軍はこれらの部隊を統括するため、在日米軍司令部のある東京・横田基地に「統合支援部隊(JSF)」を新設した。米軍の指揮官は、地震発生直後は、フィールド在日米軍司令官(空軍中将)だったが、JSF発足に伴い、格上のウォルシュ米海軍太平洋艦隊司令官(海軍大将)になった。
自衛隊幹部は「今回の地震、原発に対し、自衛隊と米軍は、日本侵略の有事に準じる体制で臨んでいる。共同訓練などで積み重ねた米軍との協力の真価が問われている」と指摘する。
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これを契機に民主党が、日米同盟について勉強してくれることを望みましょう。他のどの国も1万6000人も支援のために出してはくれないのですから。
それにちしても、大変なのは自衛隊員諸君。待遇はどうなっているのだろうと思ったら、やっぱり厳しいものでした。
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自衛隊員の派遣手当など増額へ…過酷任務報いる(読売新聞) - goo ニュース
2011年3月27日(日)08:40
防衛省は26日、東日本巨大地震の被災地で活動する自衛隊員に対して支給する「災害派遣等手当」と「死体処理手当」について、支給額を現行よりそれぞれ引き上げる方針を固めた。
約3700体の遺体収容や約230体の搬送(24日まで)、東京電力福島第一原子力発電所の放射能漏れ事故に伴う放水など、従来の災害派遣の想定を大きく上回る、過重で危険な活動内容に応えるためだ。
現行の災害派遣等手当では、隊員が捜索救助などに2日以上連続であたった場合の支給額は1日1620円、退去命令が出ている区域や 被曝 ( ひばく ) のおそれがある区域などで特に困難な任務が伴う場合は同3240円となっている。
遺体の収容に従事した隊員に対しては、1日1000円(損傷の激しい遺体の場合は同2000円)の死体処理手当を災害派遣等手当に加算して支給している。
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もともとの勤務内容に災害支援が入っているからとはいえ、これだけ危険で嫌な仕事をしてくれているのに、この額はあまりに寂しい。せめて自衛隊への感謝と憧憬が、今回のことで生まれてくれればと祈らずにはいられません。
ともあれ、日米の軍人たちが立ち上がって、被災者を救う。感動的な姿。軍隊イコール人殺しと決めている、元官房長官・元官房副長官などの左翼政治屋はしっかりとこの姿を見ておいてもらいたいものです。
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