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井村雅代シンクロ日本代表ヘッドコーチに学ぶ

2014年08月12日 06時02分28秒 | 時事放談: 国内編

日本のヘッドコーチに戻ってきた井村雅代さんのインタビュー記事の連載が、産経で始まりました。尊敬する方の言葉です。記録させてもらいます。

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【話の肖像画】シンクロ日本代表ヘッドコーチ・井村雅代(63)(1)
産経新聞 2014.8.12 03:05

 ■再建へ、毎日が新しい発見

 再び、日本を教えることになりました。よその国を教えるのと同じくらいの感覚です。なぜならば、五輪メダルを獲得し続けた2004年アテネ大会までの選手と比べ、技術はもちろん、考え方や取り組み方、自分への追い込み方がまったく違います。今の選手は、私が来て戸惑ったでしょうが、私も戸惑いました。だから日本を再び指導するという感覚ではなく、毎日毎日新しい発見の連続です。

 〈12年ロンドン五輪でチーム、デュエットとも5位に終わった日本代表の再建を託された〉

 本格的に指導を始めたのは4月から。まず、肉体改造から始めました。世界でメダルを取る選手の体はシャープで美しく、その場に立っているだけで強さが映える。私が外国で指導していて国際試合で日本選手が目に入ったとき、「丸い。あの体形では勝てないな」と思って見ていました。あまりにも絞れていない体で、最初の1カ月は脂肪を落とす陸上トレーニングに力を入れました。

 新生日本の演技は、6月上旬の日本選手権で初披露しました。体格が変わり、泳ぎのスピードは多少、上がりましたが、正直、まだまだ足りないところだらけです。練習での力さえ出せない演目もあり、私も悔しかったです。

 実は筋力を強化したことで、新たな問題も発覚しました。今の日本の選手みんなに言えることですが、体のある部分がすごく硬かったりするので、筋力強化が効果として表れない部分があります。その壁に当たっていて、今後どのように打破していこうか考えているところです。

 かつて指導していた選手と同じ点は、真面目なところ。強くなりたい気持ちはすごく分かります。だけどそのためには、どう行動していかなければいけないか。今日の過ごし方では強くなれないんだということを、一つ一つ分からせていかなければいけません。指導するからには強くしてあげたいと、私は腹をくくっています。(聞き手 青山綾里)

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【プロフィル】井村雅代

 1950(昭和25)年、大阪府出身。小学生から水泳を習い、中学生からシンクロナイズドスイミングを始めた。72年ミュンヘン五輪(公開競技)に出場し、78年に日本代表コーチに就任。五輪正式競技となった84年ロサンゼルス五輪から6大会連続で日本にメダルをもたらした。2004年アテネ五輪後に退任。08年北京五輪では中国を率いて同国初メダル(チーム銅)、12年ロンドン五輪ではチームで銀メダルを獲得。今年、10年ぶりに日本代表コーチに復帰した。

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世界を知り尽くした井村コーチの言葉には、重みがあります。

 問題がある人は「今日の過ごし方」が悪い。それをわからせなければいけない。

本当にそうだと思います。しかし、これが難しい。井村コーチからその指導法を教わらなければなりません。おそらくあと4回は、この連載が続くはずです。しっかりと勉強させてもらいます。


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