「三次喫煙」を避けるには、喫煙者と縁を切るしかありません。
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受動喫煙よりタチが悪い!? 子どもに有害な「サードハンドスモーク」とは
アメーバニュース 2015年09月16日 20時06分
提供:パピマミ
【ママからのご相談】
出産を控えた主婦です。夫が喫煙者なので、できるだけタバコは自室で吸ってもらうようにしています。でも、ベッドや枕、衣類にタバコの臭いがついているのが気になります。受動喫煙は体に悪いと聞きますが、衣類についたタバコの 臭いは少しなら大丈夫なのでしょうか。やはりおなかの子どもにも影響があるのでしょうか。
●A. 衣類などについたタバコの臭いをサードハンドスモークと呼びます。場合によっては受動喫煙以上の悪影響があるとされています。
ご相談ありがとうございます。健康・美容ライターのMAKIです。
ご相談者様に影響のないよう喫煙に配慮されているとのことで、ステキな旦那様ですね。
さて、これまで妊娠中の喫煙といえば、受動喫煙の健康被害がメディアで大きくピックアップされていましたね。できれば禁煙が望ましいものの、タバコの煙を遮る分煙スペースを作ることで受動喫煙に注意しようというような風潮でした。
しかし、2009年ごろからアメリカでサードハンドスモーク(3次喫煙)が人に与える悪影響についてさまざまな研究がはじめられ、今ではサードハンドスモークは、わずかなタバコの残留物質でも受動喫煙以上に人の健康に悪影響を及ぼすことがわかってきました。
そこで今回は、サードハンドスモークが子どもに与える影響や対処法についてご紹介していきたいと思います。
●サードハンドスモークとは
日本でもよく知られている受動喫煙ですが、医学的には“セカンドハンドスモーク”と呼ばれます。サードハンドスモークは、“三次喫煙”、“残留受動喫煙”とも呼ばれるもので、タバコの煙の成分が部屋や衣類などにしみこみ、タバコを消した後でも残留物質を吸いこんでしまうことを言います。
タバコを吸った人の髪や洋服にはタバコの臭いがついていますよね。また、喫煙室に入ると部屋全体がタバコくさかったりしますよね。これがサードハンドスモークです。
●子どもにどんな影響があるの?
これまで、受動喫煙による健康被害として肺がんをはじめ呼吸器系の疾患などのリスクが高まることはよく知られていました。しかし、タバコの煙がなくなったあとでもタバコの有害物質が残留しており、それを吸い込むことで受動喫煙以上に健康に悪影響が出ることがカリフォルニア大学の研究により明らかになりました。
サードハンドスモークと受動喫煙の健康への影響を比較したカリフォルニア大学の研究グループによると、タバコの臭いがついたクロスから、次のような結果が推定されたそうです。
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・ニコチン
赤ちゃん、子どもで6.8倍以上、成人で24倍以上
・ニトロソアミン
赤ちゃん、子どもで16倍以上、成人で56倍以上
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タバコにはたくさんの有害物質が含まれていますが、なかでも代表的なものといえばニコチンです。このニコチンは空気中の亜硝酸と反応すると、ニトロソアミンという発がん性物質に変化します。つまり、発がんリスクが高まる可能性があることがこの研究結果より示されているわけです。
子どもが成人よりも影響度が高いのは、ハイハイをしたり、指しゃぶりをしたりと、大人よりも有害物質を摂取しやすい環境にいるためです。
また、禁煙外来専門の医師の話によると、そのほかにもアトピー性皮膚炎や、気管支喘息(ぜんそく)などの発症リスクも高くなるとのことです。また、妊婦さんもサードハンドスモークには注意が必要です。サードハンドスモークが妊婦さんに与える影響として流産、早産、低体重児のリスクが高まることもわかっています。
このように、サードハンドスモークは、わずかなタバコの残り香でも、赤ちゃんや子ども、妊婦さんにとっては受動喫煙以上に大きな悪影響があると言えます。
●サードハンドスモークの対処法は?
サードハンドスモークを防ぐにはどうすれば良いのでしょうか。タバコの有害物質は、マスクや空気清浄機では除去できないことがわかっています。
家族で喫煙者がいる場合は、子どもや赤ちゃんへの影響を考えると、分煙よりも禁煙が一番です。
もしも禁煙が思ったように進まない場合には、子どもや妊婦さんに接する前に入浴する、洋服を着替えるなどの工夫が必要となってきます。
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いかがでしたか。
今回はサードハンドスモークが子どもに与える影響についてまとめました。小さい子どもや妊婦さんのいる家庭では、家庭内のサードハンドスモークに注意するだけでなく、外出先でも喫煙者が集まる場所に近づかないなどの対策も大切です。
【参考リンク】
・意外にあなどれないハンドスモーク | 広島県医師会
●ライター/MAKI(健康・美容ライター)
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妊婦・お子さんのいるご家庭では、いや妊娠していなくても、子供たちが大きくなっても、家庭にタバコの吸う人間はいてはいかんです。
11年前まで1日60本から100本もタバコを吸っていて、妻・子供たちにセカンドハンド・スモークとサードハンド・スモークにさらした結果、アトピーやぜんそくにならせてしまったロクデナシ父親は、素直にそう思います。これからの時代、家族を作りたかったら、まずタバコと縁を切る離煙生活からスタートすべきです。
そう思っていたら、JRの新幹線にはまだ喫煙室なるものがあるんですね。ということは、そこでタバコをしこたま吸ったスモーカーが発がん性物質をしこたま服にしみこませて隣の席に戻ってくる可能性が高いわけです。困ったものです。
こうなると、新幹線はガラガラの時の自由席に乗って、タバコの臭いのする人間がやってきたら、即座に別の席に変るようにしないといけないのかもしれません。面倒ですが、自衛のためです。がんばりましょう。
貧乏英語塾長、旅行嫌いでよかったです。
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