本当に、タバコなんてろくなものではありません。
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予防の第一は禁煙
膀胱がんは男性に多く、罹患率は女性の3倍以上。最大危険因子は喫煙です。その一方で、タバコをやめて10年以上経過すれば、非喫煙者と同程度の罹患率になることがわかっています。リスク因子を取り除くためにも、今から禁煙をはじめましょう。
◆膀胱がんは、膀胱の粘膜にできる悪性腫瘍です。国立がん研究センターが発表した2017年がん罹患数予測によると、膀胱がんは男性15600人、女性5400人。男性は女性のほぼ3倍になっています。
◆喫煙は膀胱がんの最大の危険因子です。これは国内外の調査によって明らかとなっています。国立がん研究センターの長期追跡調査においても、喫煙者の罹患率は非喫煙者の約2倍という結果が出ています。喫煙期間と喫煙量の多い人ほど、発症リスクは高いとされています。
◆喫煙が危険因子になるのは、タバコの煙に含まれる発がん物質が原因です。尿に含まれた発がん物質が、排泄される過程で膀胱粘膜に繰り返し接触するためと考えられています。なお、タバコをやめて10年以上経過すると、非喫煙者と同程度の罹患率になることがわかっています。
◆そのほかにも、ゴム、皮革、織物などの染料に含まれる特殊な化学薬品でも、タバコ同様のメカニズムで、膀胱がんの危険因子になることが知られています。
◆膀胱がんの典型的な症状は血尿です。目視できる血尿によって診断につながる人もいますが、肉眼ではわからない程度の血尿が出ている場合もあります。健診の尿検査で異常を指摘されたら、速やかに精密検査を受けるようにしましょう。
◆血尿のほか、排尿痛、頻尿、残尿感などの症状を伴うことがありますが、このような自覚症状があらわれないことも多く、受診が遅れてしまう場合も少なくありません。また、血尿が見られても、痛みなどがなければ放置しがちです。
◆膀胱がんが疑われる場合は、膀胱鏡検査や尿細胞診検査が行われます。膀胱鏡は尿道から膀胱へ専用の内視鏡を挿入し、膀胱粘膜を見るものです。これによって、がんが粘膜表面にとどまる筋層非浸潤性(早期)がんか、筋肉まで到達している筋層浸潤性がんかを大別できます。
◆当然ながら、予防の第一は禁煙です。明らかなリスク因子を取り除きましょう。化学薬品に触れる人は、定期的な検診を怠らないようにしてください。非喫煙者であっても、血尿が見られたら、すぐに専門医を受診しましょう。
(監修:東京医科大学病院 総合診療科准教授 原田芳巳)
◆血尿のほか、排尿痛、頻尿、残尿感などの症状を伴うことがありますが、このような自覚症状があらわれないことも多く、受診が遅れてしまう場合も少なくありません。また、血尿が見られても、痛みなどがなければ放置しがちです。
◆膀胱がんが疑われる場合は、膀胱鏡検査や尿細胞診検査が行われます。膀胱鏡は尿道から膀胱へ専用の内視鏡を挿入し、膀胱粘膜を見るものです。これによって、がんが粘膜表面にとどまる筋層非浸潤性(早期)がんか、筋肉まで到達している筋層浸潤性がんかを大別できます。
◆当然ながら、予防の第一は禁煙です。明らかなリスク因子を取り除きましょう。化学薬品に触れる人は、定期的な検診を怠らないようにしてください。非喫煙者であっても、血尿が見られたら、すぐに専門医を受診しましょう。
(監修:東京医科大学病院 総合診療科准教授 原田芳巳)
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20年前に勤めていた会社の社長さんが、膀胱がんで手術を受けられました。ものすごいヘビースモーカーでした。見舞いに行ったら、染髪剤もよくなかったとおっしゃってました。
この記事を読むと、膀胱がんに罹患されたのも仕方なかったのかとおもいだしてしまいました。
予防できるものは、予防したほうがよいです。タバコと縁を切って15年以上になりますから、あとは化学薬品に触れないようにすれば、膀胱がんはかなりの確率で予防できそうです。いまの染髪剤はよくなっているのでしょうが、信用はおけません。髪は、シルバーグレイをめざします。
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