がん死亡率を減らしたいというのなら、もっと抜本的な禁煙対策を採るべきです。
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がん死亡率2割減の政府目標、達成困難 喫煙率減らず
朝日新聞 2015年5月21日10時35分
75歳未満のがんの死亡率を2005年からの10年間で20%減少させるとした政府の目標について、達成の困難さを示す国立がん研究センターの推計が20日発表された。喫煙率の高さとがん検診受診率の低さが原因として考えられるという。
同日開かれた厚生労働省のがん対策推進協議会に推計結果が報告された。年齢構成の違いなどを調整した人口10万人当たりの死亡者は05年が92・4人で、目標の20%減を達成するには、15年には73・9人になっていなければならなかった。しかし、現状では76・7人で17%減にとどまっていた。正式なデータは17年にわかるが、20%減は難しいという。
目標値は、喫煙率の減少や検診受診率の上昇を期待して設定された。だが、「半減させる」としていた喫煙率は、15年の予測値では26%減。検診の受診率も15年は50%に達していることを前提にしていたが、胃や大腸、子宮などは13年時点で30~40%台という。
厚労省は「(目標に達していない)現状はしっかりと受け止める必要がある。今後もがん対策を進め、死亡率を下げていきたい」としている。死亡率の「20%減少」は、07年に政府のがん対策推進基本計画に盛り込まれた。(福宮智代)
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タバコの既得権益に群がる政治屋とJTにだまされて、これだけ喫煙の健康被害が叫ばれているのに、それを聞かないスモーカーたち。がん死亡率が下がらないのも当然でしょう。
どうしても喫煙率を下げたかったら、欧米並みにタバコ1箱1000円にして、飲食店を全面禁煙にしないと。2020年の東京オリンピックの時ですら、飲食店の全面禁煙化は無理だというのですから、これからも日本人はどんどんがんで死んでいくはずです。
厚労省の目標は、それはそれで立派だけれども、こういう状況を考えると、むなしく思えてきます。
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