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酸素吸入器をつけても、タバコを吸うとは・・・

2008年01月23日 09時10分48秒 | 離煙ニュース: 国内編
母が長いことCOPDのために酸素吸入器を手放せない状態で死にましたので、他人事ではありません。

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酸素吸入中、喫煙で火災 10年で患者9人死亡(朝日新聞) - goo ニュース

2008年01月23日06時10分

 肺が悪いため自宅で酸素吸入をしている患者が、火事で亡くなる事例が各地で相次いでいる。多くはたばこが火元で、昨年は長野市と福島県郡山市で死者が出た。重傷者を出した火災も起きているが、国や業界は、限られた事例しか把握していない。全国13万人の在宅酸素療法の利用者の中には、認知症などで危険への認識の薄い高齢者もおり、業界団体はようやく対策の強化に乗り出す。



焼けた酸素吸入器。宮地さん宅の裏庭にあった=福島県郡山市で

 酸素は可燃ガスではないが、物を燃えやすくする性質があり、ときに爆発的な燃焼を起こす。酸素吸入器の周囲2メートルは火気厳禁とされる。

 たばこが原因とみられる火災による在宅酸素療法の利用患者の死亡は、朝日新聞のまとめで過去10年で少なくとも9人にのぼる。郡山市の火災は昨年11月17日に発生。民家の一部が焼け、やけどを負った男性(当時81)が12月9日に死亡した。焼け跡にたばことライターが残っており、たばこの火が酸素吸入用の樹脂製チューブに引火したらしい。

 3月9日にあった長野市の火災は、3階建てアパート1階から出火し、一人暮らしの男性(同54)が死亡した。現場で吸い殻が見つかり、消防は、たばこの火で吸入用チューブに穴が開き、燃え広がったとみている。

 在宅医療用の酸素吸入器は、慢性閉塞(へいそく)性肺疾患や肺結核後遺症などで息の苦しい患者に医師が処方し、専門業者が設置する。患者は高濃度の酸素を鼻からチューブで吸入する。85年に健康保険の対象となり、利用患者は13万人を超えるという。

 日本呼吸器学会の04~05年の調査では、利用患者のうちなお喫煙していた人は4%。約5000人が、酸素ガスの近くで火を手にしている恐れがある。家族が喫煙する人も23%いた。日本産業・医療ガス協会が毎年、機器レンタル業者の従業員向け講習会の際にしている危険事例アンケートでは、「酸素吸入中の患者が喫煙」の回答が常に数十件寄せられる。

 事故が起これば、薬事法に基づいて国へ報告しなければならないが、吸入中の喫煙など不適正使用による事故は報告義務の対象外。これまで同協会は、報道を通じて把握するだけだった。

 火災が後を絶たない背景には、事故情報の分析不足と患者への禁煙指導の不徹底があるとみられる。長野の火災を受け、同協会は事故情報の収集基準を定めたが、患者の啓発については、一人暮らしの高齢者も多く、限界があるという。同協会は「喫煙患者には業者が設置を断れるような制度が必要」としている。

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COPDになる大きな原因は、長年の喫煙習慣。それが酸素吸入器をつけるようになってもやめられないというのは理解を超えています。それだけタバコの中毒性が高いということでしょう。恐ろしい話です。

さらに許せないのは、そういう家族の周りでタバコを吸う無頓着さです。看病をしていた父は、かつてはヘビースモーカーだったのに、完全に離煙しました。そうあるべきでしょう。

タバコと縁を切る。これだけで多くの命が救えるのです。喫煙問題について、もう少し社会も神経を尖らせないといけません。

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