高倉健さんに、また勲章が増えました。パチパチパチ!
**********
健さんに菊池寛賞、俳優ではモックン以来
サンスポ 2012.10.16 05:05
俳優、高倉健(81)が15日、文化活動でその年度に業績を挙げた個人などを顕彰する「第60回菊池寛賞」に選ばれた。俳優では2009年、第 81回米アカデミー賞で外国語映画賞に輝いた「おくりびと」に主演した本木雅弘(46)以来3年ぶりの受賞。自身にとって6年ぶりの新作映画「あなたへ」 (降旗康男監督)も公開中で、半世紀以上にわたり日本映画界を牽引してきた功績が評価された。
1978年の「幸福の黄色いハンカチ」、2000年の「鉄道員(ぽっぽや)」などで日本アカデミー賞最優秀主演男優賞に4度輝き、98年には紫綬褒章、2006年には文化功労者を受章。スクリーンで圧倒的な存在感を放ち続ける健さんに、またひとつ“勲章”が加わった。
「最新作『あなたへ』をはじめとする五十有余年におよぶ活動と、孤高の精神を貫き、独自の境地を示す映画俳優としての存在感」。菊池寛賞を主催する日本文学振興会は、高倉の選出とともに受賞理由を発表した。
同賞は1953年に制定。同年の第1回では作家の吉川英治さんのほか、57年には新派女優の初代水谷八重子さん、97年には作詞家の阿久悠さんなど、その時代を代表する文化・芸能人らが受賞してきた。
映画界からは「おくりびと」で“オスカー俳優”となった本木雅弘のほか、昨年は、今年5月に100歳で他界した日本映画界の巨匠、新藤兼人監督らが栄誉に輝いた。
高倉は1956年の「電光空手打ち」で銀幕デビューして以後、数々の名作に出演。自身にとって205本目となる最新作「あなたへ」は8月に公開され、15日までに興収22億円を突破と好調に推移している。
9月にはカナダで開催された「第36回モントリオール世界映画祭」で、人間性の内面を豊かに表現した作品に与えられるエキュメニカル審査員賞特別賞を受賞。その寡黙さの中に光る独特の存在感はいまなお、海外でも高い評価を受けている。
日本アカデミー賞やブルーリボン賞など、今年度の映画賞でも大注目の健さん。菊池寛賞受賞を機に“受賞ラッシュ”も期待できそうだ。同賞の贈呈式は12月上旬に都内で行われる。
★スポーツ界から吉田&伊調
今回はロンドン五輪レスリング女子で五輪3連覇を達成した吉田沙保里(30)と伊調馨(28)の両選手も選ばれた。
受賞理由は「ロンドン五輪レスリング女子で金メダルを獲得し、日本人女子で初の五輪3連覇を成し遂げた」。吉田は国民栄誉賞にも内定しており、 “二重の喜び”となった。ほかに、「文学者としての業績、社会問題に切り込む評論活動、発展途上国の貧困救援活動」との理由で作家の曾野綾子さん(81) らが受賞した。
**********
授賞理由の「孤高の精神」というのが、泣かせるじゃないですか。とっくにもらっていて、おかしくない人なんです、健さんは。ゆえに、「おめでとうございます」とは言いません。
ともあれ、ファンとしてはこれを単なる通過点として、次の一歩を踏み出して貰いたいと祈念しています。よろしくお願いします、健さん。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます