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首相官邸には、簡単にもぐりこめる

2009年06月23日 08時16分18秒 | 時事放談: 国内編
首相暗殺が起きない方が不思議です。

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「別人」給仕が首相にワイン 官邸、偽造身分証を見逃す(朝日新聞) - goo ニュース

2009年6月22日3時3分

 東京都千代田区の首相官邸で05年、小泉首相(当時)と外国首脳がテロ対策などを協議した後の夕食会に、給仕担当の赤坂プリンスホテル(東京、現グランドプリンスホテル赤坂)のスタッフが偽造身分証(入館証)を使って別人になりすまし入館、官邸側も気づかず通していたことがわかった。事前に官邸側に名前を届けてあったスタッフが欠勤し、ホテル側が欠勤者になりすますよう指示したという。

 官邸事務所は「ホテルを信頼していた」と説明するが、危機管理問題の専門家は「防犯意識があまりに低く、他国では考えられない」と指摘している。

 偽造身分証が使われたのは中東イエメンのサレハ大統領らが日本政府の招待で05年11月6日に来日した翌7日の夕食会。大統領らは小泉首相らとテロ防止やイエメンの貧困削減、民主化などで会談。官邸での夕食会には両国首脳や閣僚ら15人が出席した。

 給仕は赤坂プリンスホテルが担当し、スタッフ約20人を官邸に送った。同ホテルによると、官邸で給仕を行う場合、事前に首相官邸事務所にスタッフ名を記載した書類を届ける。だが直前にスタッフの1人が欠勤し、急きょ代わりを立てる必要が生じた。

 その際ホテルの担当マネジャーは、代役に欠勤者の名前で官邸に入るように指示。欠勤者名や「昭和40年9月2日生 33歳」と生年月日を記入した身分証を手渡した。さらに自分の顔写真を張るよう指示。代役は前年の自分の身分証から顔写真を切り張りして偽造身分証を完成させ、官邸で提示した。

 記入された生年月日なら33歳ではなく40歳だが、官邸の警備担当者は見過ごし、中に通したという。代役のスタッフは「偽造は嫌だったが、マネジャーに『ばれないから大丈夫だ』と言われ写真をはった。小泉首相に白ワインを2、3杯ついだ」と話す。

 同ホテルは07年6月、このスタッフの内部告発で事実を確認し、同事務所に謝罪。マネジャーを内々に厳重注意処分にした。同ホテルは朝日新聞の取材に「スタッフの交代を官邸事務所に知らせれば済むのに、マネジャーがそれを知らなかった。恥ずかしい限りだ」としている。

 代役スタッフは今春、朝日新聞に情報提供。「何度もホテルに告発したが、自分にはいつまでも不正をはっきり認めず、疑問を感じた。マネジャーの処分も知らされなかった」と話している。

 01年の米同時多発テロ以来、各国でテロが頻発。05年の夕食会の約4カ月前には英国でも同時多発テロが発生し、各国の警戒が強まっていた。イエメンは国際テロ組織アルカイダの活動が活発で、外務省も渡航延期勧告を続けていた。こうした情勢下で官邸の警備が突破された。

 当時の警備状況について官邸事務所は「詳細は明らかにできない」としつつ、「身分証の写真と顔が一致した。信用のおけるホテルに偽造されたら見分けられない。ホテルを厳重に注意した」と話す。

 大手警備会社によると、機密性が高い場所などの警備では通常、清掃や設備工事の委託業者に対しても担当者の顔写真を登録させたり、警備対象機関自体が発行するIDカードを渡したりして、不審者の侵入を防ぐという。

 大泉光一・青森中央学院大学経営法学部教授(危機管理論)は「業者の信用だけを頼りに、国の中枢機関がいい加減な警備をしていたことは重大な問題で、防犯意識が欠如している」としている。(前田伸也)

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こんなふうだと、日本の国益など、首相官邸に簡単にもぐりこめるのと同じように、簡単に奪われそう。総理大臣も官邸警備も信頼できないというのでは、あまりに哀しすぎます。

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