世界の一流棋士らが男女のペアで対戦する「世界ペア碁最強位戦 2017」(日本ペア碁協会など主催)の決勝が13日、東京都渋谷区のセルリアンタワー東急ホテルであり、日本の井山裕太六冠(28)と謝依旻(しぇいいみん)女流棋聖(27)のペアが、世界トップクラスの韓国の朴廷桓(パクジョンファン)九段(24)と崔精(チェジョン)七段(20)のペアを破って優勝し、賞金1千万円を獲得した。

 日本での対局はスーツなどの洋服姿が中心だが、この日は、両ペアが日韓それぞれの民族衣装に身を包み、会場のホテル内の能楽堂で対局した。井山六冠は「個人では、朴さんになかなか勝てない。謝さんのおかげで勝てた」と笑顔を見せた。

 男女が交代で打ち進めるペア碁は1990年に日本で誕生し、世界中に広がっている。今大会は、日本の2ペア、韓国と台湾の各1ペアがトーナメントで争った。(村瀬信也)

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勉強不足で、ペア戦を追いかけていなかったら、いつの間にか井山六冠が朴九段に勝っているではないですか。大変めでたいことです。次の機会こそ、井山六冠には単独で朴九段に勝ってもらいたいと願います。

なお、井山・謝ペアは、10月に行われる「世界ペア碁最強位決定戦」で中国の於之瑩五段・柯潔九段ペアに挑戦するのだとか。柯潔九段も、朴九段と並ぶ世界最強のひとり。難敵ですが、ぜひとも井山・謝ペアには、世界最強ペアになってもらいたいものです。