安藤美姫選手の優勝も素晴らしいですが、浅田真央選手の爽快かつ鬼気迫る演技も素晴らしいものでした。
**********
真央「銀」盤の女王!世界歴代最高点マーク!(サンケイスポーツ) - goo ニュース
2007年3月25日(日)03:53
世界選手権最終日(24日、東京体育館)ショートプログラム(SP)で5位だった浅田真央(16)=愛知・中京大中京高=は、女子フリーで世界歴代最高の133.13点を出し、合計194.45点。驚異的な“3人抜き”で銀メダルを獲得した。世界選手権では90年ハリファクス大会の伊藤みどり以来、女子で17年ぶりにトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に成功。安藤には0.64点届かなかったが、光った、輝いた。
ただでは終わらない。終われない。真央がフリーで世界をアッと言わせる逆襲劇をみせた。最初のジャンプでいきなりトリプルアクセルに成功。続く2-3回転で着氷が乱れたが、それ以外は完璧な演技。フィニッシュを決めると、右目から涙がほおを伝った。
「ショートプログラムが5位で悔しかった。1位になるためにはノーミスしかないと思った。2位は悔しいけど、いまはうれしい」
前日のSPでは、3-3回転のコンビネーションジャンプで踏み切りに失敗。首位の金妍児(韓国)に10.63もの大差をつけられた。それでもこの日の試合前の公式練習で3回転半を跳び、勢いを取り戻した。
133.13点は自己ベストと同時に、フリーの世界歴代最高。世界選手権の女子で89、90年に伊藤みどりが成功して以来の3回転半を決める快挙に、演技途中でガッツポーズも飛び出した。目標としていた合計200点台を出しての逆転Vはかなわなかったが、世界選手権初出場で堂々の銀メダル獲得となった。
ジュニア時代からのライバル、金妍児は2度の転倒で失速。昨年の世界ジュニア、GPファイナルで連敗していたが、直接対決で3勝2敗と勝ち越した。「同じ世代の人たちで刺激できれば」と切磋琢磨していく。
「日本にはまだ、たくさんの素晴らしい選手たちがいる」。昨年12月の全日本選手権では211.76点という日本最高のスコアをマークして優勝したが、安藤に金メダルを奪われ一転して追う立場に。会心の演技を終えて流したうれし涙は、安藤の滑走後には金メダルではなかった悔し涙に変わり、トイレで泣きじゃくった。挑戦者に変わった真央が、世界女王を目指す。
**********
演技終了後泣いていました。嬉し涙です。それが、安藤選手に金を持っていかれたと知った瞬間、悔し涙に変わったわけです。しかもそれをだれからも見られないトイレで流す。真央選手、ただ者ではありません。16歳とは思えません。
表彰式後のテレビのインタビューを見たら、すでに銀メダルは首になく右手に握り締めていました。屈辱だったのでしょう。SPで5位にしかなれなかった自分に腹が立ったのでしょう。
それでも、あの位置から安藤選手に肉薄するとは信じられない芸当です。しかも、彼女の演技は実に美しいものでした。怒りを昇華させきれた彼女は天才です。
この悔しさを次のチャンスにぶつけてもらうことを大いに期待しています。
怒れる16歳に、乾杯!
**********
真央「銀」盤の女王!世界歴代最高点マーク!(サンケイスポーツ) - goo ニュース
2007年3月25日(日)03:53
世界選手権最終日(24日、東京体育館)ショートプログラム(SP)で5位だった浅田真央(16)=愛知・中京大中京高=は、女子フリーで世界歴代最高の133.13点を出し、合計194.45点。驚異的な“3人抜き”で銀メダルを獲得した。世界選手権では90年ハリファクス大会の伊藤みどり以来、女子で17年ぶりにトリプルアクセル(3回転半ジャンプ)に成功。安藤には0.64点届かなかったが、光った、輝いた。
ただでは終わらない。終われない。真央がフリーで世界をアッと言わせる逆襲劇をみせた。最初のジャンプでいきなりトリプルアクセルに成功。続く2-3回転で着氷が乱れたが、それ以外は完璧な演技。フィニッシュを決めると、右目から涙がほおを伝った。
「ショートプログラムが5位で悔しかった。1位になるためにはノーミスしかないと思った。2位は悔しいけど、いまはうれしい」
前日のSPでは、3-3回転のコンビネーションジャンプで踏み切りに失敗。首位の金妍児(韓国)に10.63もの大差をつけられた。それでもこの日の試合前の公式練習で3回転半を跳び、勢いを取り戻した。
133.13点は自己ベストと同時に、フリーの世界歴代最高。世界選手権の女子で89、90年に伊藤みどりが成功して以来の3回転半を決める快挙に、演技途中でガッツポーズも飛び出した。目標としていた合計200点台を出しての逆転Vはかなわなかったが、世界選手権初出場で堂々の銀メダル獲得となった。
ジュニア時代からのライバル、金妍児は2度の転倒で失速。昨年の世界ジュニア、GPファイナルで連敗していたが、直接対決で3勝2敗と勝ち越した。「同じ世代の人たちで刺激できれば」と切磋琢磨していく。
「日本にはまだ、たくさんの素晴らしい選手たちがいる」。昨年12月の全日本選手権では211.76点という日本最高のスコアをマークして優勝したが、安藤に金メダルを奪われ一転して追う立場に。会心の演技を終えて流したうれし涙は、安藤の滑走後には金メダルではなかった悔し涙に変わり、トイレで泣きじゃくった。挑戦者に変わった真央が、世界女王を目指す。
**********
演技終了後泣いていました。嬉し涙です。それが、安藤選手に金を持っていかれたと知った瞬間、悔し涙に変わったわけです。しかもそれをだれからも見られないトイレで流す。真央選手、ただ者ではありません。16歳とは思えません。
表彰式後のテレビのインタビューを見たら、すでに銀メダルは首になく右手に握り締めていました。屈辱だったのでしょう。SPで5位にしかなれなかった自分に腹が立ったのでしょう。
それでも、あの位置から安藤選手に肉薄するとは信じられない芸当です。しかも、彼女の演技は実に美しいものでした。怒りを昇華させきれた彼女は天才です。
この悔しさを次のチャンスにぶつけてもらうことを大いに期待しています。
怒れる16歳に、乾杯!
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます