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日本人が、走り幅跳びで8m40を跳ぶことなど想像もつかなかった

2019年08月18日 05時54分09秒 | 時事放談: 国内編
凄い、凄い!
 
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城山、走り幅跳び日本新8メートル40!橋岡が27年ぶり更新の30分後/陸上

城山が3回目の跳躍で日本記録を樹立。橋岡の記録をすぐに更新した (撮影・恵守乾)

(サンケイスポーツ)

 陸上・ナイトゲームズ・イン福井(17日、福井県営陸上競技場)男子走り幅跳びで4月のアジア選手権5位の城山正太郎(24)=ゼンリン=が追い風1・5メートルの3本目に日本新となる8メートル40をマークして優勝。世界選手権(9−10月、ドーハ)代表の橋岡優輝(20)=日大=が1本目で27年ぶりに出した日本記録の8メートル32を8センチ更新した。男子110メートル障害では高山峻野(24)=ゼンリン=が13秒25の日本新記録で優勝。女子100メートル障害は寺田明日香(29)=パソナグループ=が日本記録に並ぶ13秒00で制した。

 歓声また歓声。会場が揺れに揺れた。アジア王者の橋岡が8メートル32の日本新を出してからわずか約30分後、ダークホースの城山がその記録を8センチ上回った。8メートル40。殊勲の24歳は驚きを隠せなかった。

 「まさか(8メートル)40が出るとは…。さすがに想像できませんでした」

 踏み切りの直前。助走でスピードに乗っている感覚があった。「4歩前で(記録が出ると)分かった。気持ちよかったですね」。腰が沈まず、踏み切りで力を伝える効率的な跳躍。追い風1・5メートルの好条件も味方につけた。橋岡が27年ぶりに7センチ更新した森長正樹の日本記録をさらに塗り替え、世界選手権と2020年東京五輪の参加標準記録を破った

 高校で走り幅跳びを始めるまで100メートルを専門とした。日本陸連科学委員会の分析によると、助走速度は秒速10・7−10・8メートル。「トップ選手に当てはめれば8メートル40くらいは跳べる。世界の選手に負けない速度を持っている」とは指導する広川龍太郎コーチ。178センチ、62キロの細身のジャンパーは、自慢のスピードを生かして自己記録を実に39センチも伸ばした

 条件は異なるが、8メートル40は2016年リオデジャネイロ五輪に当てはめれば金メダル相当今季世界2位の好記録だ。男子100メートルの桐生祥秀が2年前に9秒98の日本新を出した福井県営陸上競技場が会場で、愛称は「9・98スタジアム」。“聖地”で歴史を動かし「8・40スタジアムになればいいな」と笑いを誘った。

 「世界選手権や五輪でこの記録を出せばメダルも見えてくる」。新星ジャンパーが福井の夜空に描いた放物線は、希望の光となった。 (鈴木智紘)

森長正樹・日大跳躍コーチ「そろそろ来そうな雰囲気はあった。(8メートル)40は正直驚いた。(一気に2人が自分の記録を抜き)いく時はこんなものだと思う」

城山 正太郎(しろやま・しょうたろう)

 1995(平成7)年3月6日生まれ、24歳。北海道出身。函館大有斗高を経て東海大北海道。ゼンリン所属。小学4年で陸上を始める。高校から走り幅跳びを専門とする。2014年世界ジュニア選手権で銅メダル。19年はアジア選手権5位、日本選手権23位。178センチ、62キロ。

ナイトゲームズ・イン福井

 福井陸協が企画し、上位選手への賞金をクラウドファンディング(CF)で募った国内初の陸上大会。5月10日からCFの募集が始まり、7月12日の締め切りまでに約330人の支援者から785万円が集まった。資金は3位までの上位選手の賞金、運営費に活用。返礼品にはフィールド内での観戦などが設けられた。イベント色を強めるため、競技は夜間に実施。

男子走り幅跳び 城山、8メートル40“リオ五輪金相当”激闘制した!

城山正太郎

(スポニチアネックス)

 ◇陸上 ナイトゲームズ・イン福井(2019年8月17日)

 男子走り幅跳びで日本選手権3連覇中の橋岡優輝(20=日大)が1回目で8メートル32をマークして27年ぶりに日本記録を塗り替えると、その40分後には城山正太郎(24=ゼンリン)が今季世界ランク2位に相当する8メートル40の大ジャンプで記録を更新。男子110メートル障害では高山峻野(24=ゼンリン)が13秒25の日本新記録をマークするなど、タイ記録も含めて4つの日本記録が生まれる“記録ナイト”となった。

 自己ベストが8メートル01だった城山が、大ジャンプに目を丸くした。1・5メートルという追い風のアシストもあったが「8メートル40は想定外。まさか跳べるとは思わなかった。驚きです」。それ以上に、会場に詰め掛けた観衆は、史上まれに見るハイレベルな若き2人の激闘を大きな拍手で称えた。

 橋岡が1回目に8メートル32の大ジャンプ。27年ぶりに日本記録を更新した約40分後だった。24歳の城山の跳躍は、16年リオ五輪金メダル相当(8メートル38)で、いとも簡単に塗り替えた。「先に出されたのは刺激になった」と、記録が確定すると、右手でガッツポーズを決めた。

 高校2年で走り幅跳びを始めた遅咲きだ。東海大北海道の学生だった5年前の世界ジュニア選手権で3位に入ったが、3年前に記録した自己ベストをなかなか更新できない日々が続いた。「結果はそこそこ出ていたので、いずれ(記録は)出るだろうという感じで取り組めた」と腐らずに地道に続けた先に、大記録の花が開いた。

 世界選手権と20年東京五輪の標準記録を突破。過去に目立った実績のなかったダークホースが、一気に世界選手権のメダル候補に浮上した。「まだ実感は湧かないが、世界陸上、五輪でその記録を出せばメダルも見えてくる」と自信を口にした。

 ◆城山 正太郎(しろやま・しょうたろう)1995年(平7)3月6日生まれ、北海道出身の24歳。小学生時代に陸上を始め、函館大有斗高2年から走り幅跳び専門。東海大北海道時代の14年には、世界ジュニア選手権で、銅メダルを獲得。17年にゼンリン入社。釣りとボウリングが趣味。1メートル78、62キロ。

「なんかごめん」27年ぶり日本新、40分後更新の城山
朝日新聞 2019年8月17日23時12分

 観客が芝生内で観戦できるなど新しい形を採り入れた陸上競技大会「アスリート・ナイト・ゲームズ・イン福井」は17日、福井県営陸上競技場であり、男子走り幅跳びで城山正太郎(ゼンリン)が8メートル40の日本新記録を樹立して優勝した。2位の橋岡優輝(日大)も8メートル32を跳び、1992年に森長正樹(日大)がつくった従来の日本記録8メートル25を更新した。8メートル23で3位の津波響樹(東洋大)までが来年の東京五輪参加標準記録を突破した。

 男子110メートル障害は高山峻野(ゼンリン)が13秒25の日本新をマークし、7月下旬に自身がつくった日本記録13秒30を再び更新。女子100メートル障害でも寺田明日香(パソナグループ)が13秒00の日本タイ記録で優勝した。

 いきなりの衝撃だった。男子走り幅跳びの1回目。日本歴代2位の記録を持つ橋岡は日本新を狙っていた。「調子がいいからいけるかも」。踏み切りはあわなかったというが、風に押された体は高く宙を舞った。しばらくの静寂の後、記録掲示板に8メートル32の数字が表示される。会場はどよめきに包まれた。

 日大の先輩でもある森長コーチが8メートル25を跳んでから、27年。大会のたびに「先生の記録を僕が抜く」と言っていた20歳がついに有言実行だ。その恩師に頭をなでられ、はにかんだ。

 ただ、この大ジャンプはライバルにも火をつける。その約40分後。この日一番の歓声をさらったのは4歳年上の城山だった。3回目の跳躍は「今までにない、初めての感触だった」。夏場に磨いたという得意の助走でスピードに乗ると、空中でも勢いは失わない。自己ベストを39センチも更新する8メートル40をたたき出し、「自分が一番驚いている」。今季世界2位の跳躍だった。

 四半世紀以上も破られなかった記録が次々と更新された。橋岡が「悔しさはちょっとどころではない」と不満を漏らせば、城山は「なんか、ごめん」とぽつり。顔を見合って笑った。

 今年から始まったこの大会は、ほかにも男子110メートル障害で日本新、女子100メートル障害で日本タイ記録が生まれた。絶好の追い風に恵まれたこと以外にも、客がフィールドやトラックに座って応援できるのが特長だ。城山は言う。「お客さんとの一体感があって跳びやすかった」。昼間は35度あった福井は、夜も熱かった。(山口裕起)

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日本人が、8m40を跳ぶなんて!信じられない話です。しかも、2位が8m32で、3位が8m23。何てレベルの高い国内大会なのでしょう。オリンピックか世界陸上だとおもってしまう結果です。

ぜひとも、城山選手にも、橋岡選手にも、このジャンプを世界陸上・五輪で見せてもらいたいものです。本当にいまの若者は凄いとしかいいようがありません。脱帽。

 


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