日本の女性棋士も、やっぱり中国・韓国、そして台湾に勝てませんか。残念。
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新設された囲碁の国際女流棋戦「SENKO CUPワールド碁女流最強戦2018」の決勝が16日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、中国代表の於之瑩(お・しえい)六段(20)が台湾・黒嘉嘉(こく・かか)七段(23)の時間切れにより勝利、優勝した。
於六段は「優勝できてうれしいです。この大会を長く続けていただければ」と喜びを表した。
また、4人の日本勢で唯一、1回戦を突破した藤沢里菜女流名人(19)=三段=は、この日の3位決定戦で韓国の崔精(チェ・ジョン)九段(21)に敗れ、出場8人中4位だった。藤沢女流名人は「日本での開催だっただけに、4位というのは悔いが残る。反省をいかして、これからの対局にいかしたい」と唇をかみしめた。
会場を移し都内のホテルで行われた表彰式では、準優勝になり、台湾でタレント活動もする黒嘉嘉(こく・かか)七段(23)の華やかな装いが、日本の囲碁ファンをどよめかせた。
囲碁の国際女流棋戦「SENKO CUPワールド碁女流最強戦2018」の準決勝が15日、東京都千代田区の日本棋院で行われ、藤沢里菜女流名人(19)=三段=は、白番の台湾代表・黒嘉嘉(コク・カカ)七段(23)に1目半差で敗れ、日本勢は4人とも姿を消した。藤沢女流名人は「中盤までに打ちにくくしてしまった。途中盛り返したが、ヨセで損をしてしまった。あすは気持ちを切り替えて、自分らしい碁を打ちたい」と話した。
準決勝のもう一局は、中国代表の於之瑩(オ・シエイ)六段(20)が韓国代表の崔精(チェ・ジョン)九段(21)に黒番中押し勝ちした。
16日の決勝は黒七段−於六段で、3位決定戦は藤沢女流名人−崔九段で行われる。
日中韓台湾の女流トップ棋士が集まった囲碁の世界戦「ワールド碁女流最強戦2018」は16日、東京・市ケ谷の日本棋院で決勝が打たれ、中国代表の於之瑩(お・しえい)六段(20)が台湾代表の黒嘉嘉(こく・かか)七段(23)を破って優勝した。タレント活動もしつつ台湾トップクラスの女性棋士として注目を集めた黒七段は「日本のファンにも応援してもらってうれしかった」と話した。
日本代表の藤沢里菜女流三冠(19)は3位決定戦で韓国代表の崔精(チェ・ジョン)九段(21)に敗れ、4位に終わった。
日本主催の初の女流世界戦には8人が出場。黒七段は、於六段、崔九段の中韓“2強”に割って入る大健闘だった。
黒七段はオーストラリアのブリスベン出身。オーストラリア人の父、台湾人の母の間に生まれた。囲碁を覚えたのは6歳の時。母が五目並べを学ばせようとしたが、囲碁教室しか見つからず、入門したところ熱中したという。
2010年にプロ入りし、台湾棋院に所属。一昨年末に現地の芸能事務所に入り、タレント活動も始めた。台湾のオートバイメーカー「キムコ」のイメージキャラクターで、CMやスポーツ大会の始球式などに引っ張りだこだという。
棋力も台湾トップクラスで、中国の女子世界戦「第1回穹窿山兵聖(きゅうりゅうざんへいせい)杯」(10年)で準優勝。それ以来となる世界戦の決勝進出に「自分でも意外でうれしかった。碁の一番の魅力は何千年もの歴史がありながら、どんどん変化しているところ」と話した。
藤沢女流三冠は「日本初の世界戦だっただけに、結果を残せなかったことに悔しさがいっぱい。世界の壁を乗り越えられるよう、一から気持ちを新たにして努力します」と話した。(大出公二)
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日本勢は4人出場。それに対して、中韓台は、各1名。その3人が3位までを独占したのですから、日本勢との実力の差をはっきりと見せつけた形です。
日本人棋士が世界で通用するになるには、どうしたらよいか。日本棋院・関西棋院合同で、もっと真剣に取り組むべきです。さもないと、井山七冠の国民栄誉賞受賞が泣きます。
日本人棋士の活躍を祈念するだけです。
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