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あなたのタバコの煙が、他人の人生を狂わすことがある

2014年06月18日 07時49分11秒 | 離煙ニュース: 国内編

タバコを吸う人にはなかなかわかってもらえませんが、タバコの煙に悩まされている人が世の中には大量にいるのです。

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(無煙化の陰で:下)身近なたばこ、対応策は 肺に異常で退職/窓開けられない
朝日新聞 2014年6月18日05時00分

 公共スペースなどで禁煙や分煙が進む一方で、同僚や隣人の煙に悩まされる人がいます。たばこをきっかけに、家族の関係がこじれてしまうケースも。身の回りの喫煙にどう対応するか、解決のヒントを探りました。

 ■職場で

 東京都足立区の女性(50)は昨年末、25年間勤めた会社を辞めた。たばこの煙にさらされ、体調を崩した。

 社員約20人の大半は喫煙者。就業時間内はフロアに隣接するベランダで喫煙できた。朝や残業時、昼休みは、自分の机で自由に吸える。出社して換気扇を回しても、ベランダから煙が流れ込んだ。

 2007年秋、健康診断で肺の異常を指摘された。翌年からひどくせき込むようになり、医師からは気管支ぜんそくだと診断された。喫煙場所の変更を上司に何度も頼んだが聞き入れられず、微熱やせき、倦怠(けんたい)感から仕事を続けられなくなった。「積み上げたスキルややりがいを、たばこの煙で失った。本当に悔しい」と女性は言う。

 ■近所で

 5月末、仙台市は夏のような蒸し暑さだった。室温は29度。市内のアパートに住む女性(49)は、エアコンのスイッチを入れた。隣から煙が流れてくるので、窓は開けられない。

 幼い時からぜんそくを患い、煙は避けてきた。だが4年前に引っ越してきた隣人は喫煙者。時々、ぜんそくの発作が起き、今も吸入器が手放せない。

 ■家族で

 神奈川県厚木市の主婦(38)は、長男(1)を出産する前、父親(73)にメールを送った。「里帰り出産するから、悪いけどたばこは遠慮してね」。父からは「喫煙は自由。知ってて里帰りするんだろう」と返信があった。

 里帰りしている間、父は家の外で吸う習慣を変えず、怒った女性は、父に赤ん坊を抱かせなかった。

 自宅に戻って数カ月後、「父が禁煙した」と母から聞いたが、気まずさはそのままだ。

 ■「やめて」伝えるには 感謝と応援の心持って/信頼関係結び改善策を

 周囲とぶつからずに煙を避ける方法はないのか。

 まず、家族が喫煙者の場合。禁煙したい気持ちを引き出すには?

 新中川病院(横浜市)の禁煙外来担当医で、臨床心理士の加濃正人さんは「たばこをやめたい気持ちがあまりない場合、体に悪いからと説得したり、脅したりしても効果は薄い」と話す。

 加濃さんは「動機づけ面接法」のトレーナー。医療現場などで広がるコミュニケーションの手法だ。相手との会話から、依存や習慣をやめる方向の発言だけを拾い出し、共感を示しながら発言を反復することで、相手の「やめたい」気持ちを高めていくという。

 加濃さんによると、喫煙者の多くは「たばこをやめたい」「やめる必要はない」という相反する気持ちを抱えている。例えば、孫の誕生を機に禁煙を働きかける場合。「孫を抱くために禁煙するってどう思う?」と語りかける。相手が「体に悪いのはわかっているが、吸わないとイライラする」と答えたら、「体に悪いのが少し気になるよね」と返す。「外で吸うから大丈夫」という答えには、「周りの人への影響を心配しているんだね」などと返していく。

 大切なのは、感謝と応援の姿勢を忘れないこと。「禁煙を始めたら『始めてくれてありがとう』と伝えましょう。失敗しても励まして

 職場や隣人には、どう働きかければいいのか。

 日本禁煙学会の評議員で、東京都の会社員鈴木隆宏さん(35)は「無煙環境」を広げようと、年平均50件の要望を続ける。相手は自治体や飲食店、隣人など多種多様。過去4年間で自治体などに提出した要望書24件のうち、17件で何らかの対策が講じられたという。「役所には法令を根拠に、民間には愛情を持って接するのがコツです」

 まず自治体の場合。「受動喫煙対策を市民として手伝いたい。会って相談を」と申し入れ、改善策を提案する。飲食店やスーパーには「もっと利用したい。でも灰皿があるせいで、なかなか足を運ぶ気になれない」などと伝える。次の来店時に灰皿が消えていることもあるという。

 信頼関係も重要だ。以前住んでいたマンションの隣人は喫煙者。旅行土産を渡したり、隣人の子を招いたりして交流を深めた。その上で「あなたがベランダでたばこを吸うと、こちらに煙が入る。できれば外に漏れ出さないようにしてほしい」と頼むと、二つ返事でOKしてくれた。

 学生時代のバイト先では、信頼してくれていた上司に「煙がつらい」と相談した。それまで社内では自由にたばこが吸えたが、上司が社長に掛け合って全面禁煙に。「企画を通す際の根回しと同じ。自分を信頼し、権限を持つ人に、具体的な改善策を伝えるといい

 ただ、うまくいかないことも多い。鈴木さん自身、職場の煙が原因で転職した経験があるほか、宿泊先で支配人とトラブルになったこともある。事例を共有しようと、鈴木さんは今秋、情報提供サイトの立ち上げを計画している。「要望のノウハウをどう構築するかは今後の課題。成功例や失敗例を共有し、実績を積み上げたい」と話す。

(錦光山雅子)

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貧乏英語塾長も、10年前まではウルトラヘビースモーカーでした。ゆえに、ずいぶん周囲に迷惑をかけたと思います。

しかし、タバコと縁を切ったら、逆にタバコの煙を吸うと激しい頭痛を覚えるようになりました。部屋や服に染み付いたタバコの臭いも同様です。理由はわかりません。精神的にタバコが嫌いになったというよりも、肉体的にタバコの煙が受け付けられなくなったのです。

それ以来、スモーカーの近くには絶対に寄り付きません。普段絶対に起こさない頭痛で悩まされることになるからです。

でも、世の中には「タバコの煙が嫌いだから、吸うなっていうのだろう」という発想がまだ横行していて、こういう肉体的苦痛を抱えている人間のことを忘れているように思えます。どうにかならんものかと思ってしまいます。

タバコの煙と縁を切った離煙生活は、本当に素晴らしいものなのに。


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