ゴウ先生、この8月1日を楽しみにしていました。なぜかと言えば、INDECの教室を構える高田馬場がある新宿区の路上禁煙条例が施行されることになっていたからです。
この条例が施行されたら歩きタバコが減ると思うではありませんか。日本一の繁華街で歩きタバコが減るなんて、考えただけで愉快ではありませんか。
条例が施行されたことがトップ・ニュースとして取り上げられることだろうと8月1日の夕方のテレビ・ニュースから2日の朝のニュースを注目していました。新聞もネットでチェックしていました。
ところが、何を見ていても、一向に取り上げてくれる気配がありません!
まともな記事は、東京新聞の次のものだけ。朝日・読売・毎日など――少なくともウェブ上では――完全に無視です。嗚呼。
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路上禁煙条例 新宿区で施行
区内全域の路上でたばこを吸うことを禁止する新宿区の「路上禁煙条例」が一日、施行された。
同条例は、定められた喫煙所を除き、路上喫煙や吸い殻のポイ捨てを禁止している。ただ、過料の徴収が困難とみられることなどから罰則は設けられていない。
施行初日、同区は区内各地でキャンペーン活動を展開。新宿駅東口周辺では地元町会や商店会、区職員などが街頭に出て通行人に路上喫煙禁止を呼びかけた。中山弘子区長も新宿未来特使の鉄腕アトムとともにティッシュを配りながら訴えた。
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おそらく罰則のない禁止条例など意味がないと思っているのか、もしくは新聞記者たちがすごいヘビー・スモーカーばかりで取り上げたくないのか、東京新聞にしても当日の区長のセレモニー的行動だけをおざなりに書いただけに見えます。
しかもウェブ上で読める他の記事はなんと日刊スポーツ九州からの次の記事だけです。歌舞伎町でタバコを吸えなくなると困るという九州の読者を配慮したのでしょうか。そして内容もこちらの方がまだましな気もしました。
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新宿区、路上禁煙禁止条例を施行
繁華街の歌舞伎町を抱える東京都新宿区が1日、路上喫煙を全面禁止する条例を施行した。罰則はなく、当面は28人のパトロール隊が新宿駅を重点的に回り、路上での喫煙者に注意喚起する。同区では97年にぽい捨て行為に2万円の罰金を科す条例を施行しており、担当部署の環境保全課では「吸い殻が減らない場合は罰金条例を発動させる」としている。
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見出しの「路上禁煙禁止条例」はご愛嬌だと理解しましょう。もちろん「路上喫煙禁止条例」が正しい表記です。(でも記者の人などこれくらいの認識でこの手の記事を書いているのでしょうね。トホホ。)
東京よりもましなのは、この記事にはどのようにこれから路上禁煙の概念を徹底させるかについて触れてあることです。
ポイントは3つ。
1.新宿駅中心に路上禁煙を訴える。
2.しかもその担当者は、たった28名である。
3.ポイ捨てが減らなければ、罰金を課すかもしれない。
触れてはありますが、「アホか」と思える内容です。
1を見て頷きました。なるほど高田馬場駅前でキャンペーンをしている人を見ないわけです。しかも28名しかいないのですから、効果自体意味があるとは到底思えません。ヤクザ屋さんたちに注意ができないからという及び腰があるのでしょうか・・・。
昨日も新宿駅近辺を歩きましたが、歩きタバコのオンパレードです。だれも禁煙条例が施行されたことなど知っている気配がありません。
しかも罰金が課せられる可能性は、ポイ捨てが減らない場合だとは、開いた口がふさがりません。いまの靖国通りや明治通りの吸殻の山をだれも見ていないのでしょうか。いまの1や2の態勢で吸殻のポイ捨てが減るわけがないではないですか。
禁煙運動を一大国民運動にしたいというメディアの意図も見えず、役所は及び腰。すべては個人の自己防衛に任せられているのが現状です。そんなきれい事を言っている場合ではない気がしているのは、ゴウ先生だけでしょうか。
皆さん、この条例のことをもっとよく知ってください。そして路上喫煙を一日でも早く日本からなくしましょう。
この条例が施行されたら歩きタバコが減ると思うではありませんか。日本一の繁華街で歩きタバコが減るなんて、考えただけで愉快ではありませんか。
条例が施行されたことがトップ・ニュースとして取り上げられることだろうと8月1日の夕方のテレビ・ニュースから2日の朝のニュースを注目していました。新聞もネットでチェックしていました。
ところが、何を見ていても、一向に取り上げてくれる気配がありません!
まともな記事は、東京新聞の次のものだけ。朝日・読売・毎日など――少なくともウェブ上では――完全に無視です。嗚呼。
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路上禁煙条例 新宿区で施行
区内全域の路上でたばこを吸うことを禁止する新宿区の「路上禁煙条例」が一日、施行された。
同条例は、定められた喫煙所を除き、路上喫煙や吸い殻のポイ捨てを禁止している。ただ、過料の徴収が困難とみられることなどから罰則は設けられていない。
施行初日、同区は区内各地でキャンペーン活動を展開。新宿駅東口周辺では地元町会や商店会、区職員などが街頭に出て通行人に路上喫煙禁止を呼びかけた。中山弘子区長も新宿未来特使の鉄腕アトムとともにティッシュを配りながら訴えた。
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おそらく罰則のない禁止条例など意味がないと思っているのか、もしくは新聞記者たちがすごいヘビー・スモーカーばかりで取り上げたくないのか、東京新聞にしても当日の区長のセレモニー的行動だけをおざなりに書いただけに見えます。
しかもウェブ上で読める他の記事はなんと日刊スポーツ九州からの次の記事だけです。歌舞伎町でタバコを吸えなくなると困るという九州の読者を配慮したのでしょうか。そして内容もこちらの方がまだましな気もしました。
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新宿区、路上禁煙禁止条例を施行
繁華街の歌舞伎町を抱える東京都新宿区が1日、路上喫煙を全面禁止する条例を施行した。罰則はなく、当面は28人のパトロール隊が新宿駅を重点的に回り、路上での喫煙者に注意喚起する。同区では97年にぽい捨て行為に2万円の罰金を科す条例を施行しており、担当部署の環境保全課では「吸い殻が減らない場合は罰金条例を発動させる」としている。
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見出しの「路上禁煙禁止条例」はご愛嬌だと理解しましょう。もちろん「路上喫煙禁止条例」が正しい表記です。(でも記者の人などこれくらいの認識でこの手の記事を書いているのでしょうね。トホホ。)
東京よりもましなのは、この記事にはどのようにこれから路上禁煙の概念を徹底させるかについて触れてあることです。
ポイントは3つ。
1.新宿駅中心に路上禁煙を訴える。
2.しかもその担当者は、たった28名である。
3.ポイ捨てが減らなければ、罰金を課すかもしれない。
触れてはありますが、「アホか」と思える内容です。
1を見て頷きました。なるほど高田馬場駅前でキャンペーンをしている人を見ないわけです。しかも28名しかいないのですから、効果自体意味があるとは到底思えません。ヤクザ屋さんたちに注意ができないからという及び腰があるのでしょうか・・・。
昨日も新宿駅近辺を歩きましたが、歩きタバコのオンパレードです。だれも禁煙条例が施行されたことなど知っている気配がありません。
しかも罰金が課せられる可能性は、ポイ捨てが減らない場合だとは、開いた口がふさがりません。いまの靖国通りや明治通りの吸殻の山をだれも見ていないのでしょうか。いまの1や2の態勢で吸殻のポイ捨てが減るわけがないではないですか。
禁煙運動を一大国民運動にしたいというメディアの意図も見えず、役所は及び腰。すべては個人の自己防衛に任せられているのが現状です。そんなきれい事を言っている場合ではない気がしているのは、ゴウ先生だけでしょうか。
皆さん、この条例のことをもっとよく知ってください。そして路上喫煙を一日でも早く日本からなくしましょう。