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ああ、悲しき「その他の雑酒②」

2005年07月15日 12時33分08秒 | 時事放談: 国内編
昨日は中国ビールに文句をつけました。ビールを愛する者として当然のことをしたつもりでありますが、ニュース記事をチェックしていたら、中国のビール・メーカーが当然反論をしています。詳しい状況は、中国という特殊な国ですからよく分かりませんが、興味がある方はチェックしてみてください。

ゴウ先生の関心は、すでに日頃愛飲している「その他の雑酒②」に向かっているのであります。12日には次のように報道されました。

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第3のビール、3倍増 安さでビール・発泡酒圧倒 上半期出荷量 (産経新聞) - goo ニュース

2005年 7月12日 (火) 14:59

 ビール酒造組合などが十二日まとめた平成十七年上半期(一-六月)のビール系飲料の出荷数量(大手五社、課税ベース)は、低価格で人気のビール風味アルコール飲料「第三のビール」が前年同期比三・一倍に急成長し、市場構成比で14・3%を占めた。ただ、総出荷数量は2・7%減の二億二千八百二十五万五千ケース(一ケースは大瓶二十本換算)と四年連続の前年割れ。「第三のビール」をめぐる競争激化で市場活性化が期待されたが、総需要の減少傾向に歯止めがかからなかった。

 「第三のビール」の出荷数量は三千二百六十五万八千ケースで、前年の千四十万三千ケースを大きく上回った。四月にキリンビール、アサヒビールが相次いで参入して大手四社が出そろい、各社がシェア争奪戦を繰り広げたためだ。

 各社別の出荷数量は、「ドラフトワン」で先行し、大手二社参入前の「貯金」もあったサッポロビールが千百八万ケースで首位を維持。一方で、キリンは発売三カ月で九百五十万ケースを出荷する破竹の勢いでサッポロを猛追。「首位獲得が現実味を帯びてきた」(キリン)といい、十二日、年間販売目標を千九百七十万ケースから三千万ケースに上方修正した。

 「夏前までに勝負が決まる」(ビール各社)といわれた「第三のビール」をめぐる決戦第一幕は、「奪首」を射程圏内にとらえたキリンと首位を守ったサッポロに軍配があがった格好だ。最後発で六百十八万ケースと健闘しながらも三位にとどまったアサヒ、五百八十八万ケースで後発二社に逆転を許したサントリーは下半期での巻き返しを狙う。

 通年では総市場の15%程度を占めるとみられる「第三のビール」だが、業界では発泡酒など他ジャンルからの消費者の移行は「ほぼ終わった」(溝内良輔キリンビール市場リサーチ室長)との見方が大勢だ。一定の消費者が定着した今後は、カテゴリー内での限られたパイの奪い合いとなり、各社の販売競争が一段と過熱するのは必至だ。

 一方、ビール・発泡酒は、新取引制度導入で大半の小売店で店頭価格が上昇したことで、一月単月ではともに二ケタの大幅減となった。

 「予想以上に(新取引制度の)影響が大きかった」(業界関係者)といい、ビールの出荷数量は前年同期比8・0%減の一億二千五百十三万四千ケースにとどまった。また、「第三のビール」のあおりを受けた発泡酒は同20・2%減の七千四十六万三千ケースと低調だった。

 ■第3のビール エンドウマメや大豆など麦芽以外の主原料を使ったり、発泡酒に別のアルコール飲料を混ぜていることが特徴のビール風味のアルコール飲料。酒税法上、ビールや発泡酒より税率の低い「その他の雑酒(2)」や「リキュール類」に分類される。税率アップによる発泡酒の値上げに伴い、メーカー各社が低価格の飲料を開発した。

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ちなみにゴウ先生のお気に入りは、アサヒ新生であります。サッポロのドラフトワンもうまいと思いますが、ゴウ先生の好みは新生に軍配を上げました。

味はアサヒドライに肉薄しておりますし、大豆で作られたせいか、ビール太りのような感じがありません。新生を飲んで痩せられるとは申しませんが、膨満感だとか下痢だとかがアサヒドライを飲んでいた時よりも少なくなった気がします。

というわけで、ゴウ先生、普段は新生メインに、たまに黒ビールを飲みます。これもギネスにこだわらなくても、アサヒ黒生で十分です。安いからだけではなく、味がいいからです。アサヒ、がんばっています。

健さんを使っていた頃はキリンを飲んでおりましたが、いまは味でアサヒを選んでおります。金ウ●コのビルはいけませんが、味はマイ・フェイバリットなのです。

暑い夏、アサヒ新生でのどの渇きを止めたなら、黒ビールで食事を楽しむ。こんなことができたら、最高です、ハイ。(現在、ダイエット中につき、セーブしておりますが。)

もちろん、気分によっては、芋焼酎もいいですね。本籍熊本の男ですから、酒を覚えたのは、さつま白波でした。それからずっと芋焼酎。プレミアのついた有名な酒でなくていいです。マスプロの白波でいいですから、水割りで、お湯割りでググッといきたいものです。何せあの安さですから。

ところが、そんなゴウ先生の楽しみを奪おうとする不埒な動きがあるというではないですか。

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第三のビール課税強化へ 酒税抜本改正 年末「政治決着」確実 (産経新聞) - goo ニュース

2005年 7月15日 (金) 03:03

 酒類に課せられる酒税の抜本改正をめぐる論議が始まる。財務省では「今年夏の出荷動向をみて改正内容を判断したい」としており、出荷が急増しているビール風味アルコール飲料「第三のビール」のほか、焼酎に対する課税が強化される方向で協議される見通しだ。ただ、消費者やビール業界などの反発は必至であり、年末の与党税制調査会による「政治決着」にもつれ込むのは確実な情勢だ。

 財務省は今回の酒税改正で、原料や製法、アルコール度数によって十種類ある課税区分を「ビール」「醸造酒」「蒸留酒」「その他」などと欧米並みに簡素化し、酒ごとの税率格差も小さくする方針。

 これまではメーカーが技術開発により、発泡酒や第三のビールのように安い税率が適用される新たな商品を生み出し、財務省が課税を強化するという「いたちごっこ」が続いている。このため、与党税調では平成十八年度税制改正で酒税の抜本見直しに取り組むことを決めている。

 出荷量が増えている酒類への課税を強化したい財務省では「酒の飲まれ方がどのように変わったかについて今夏の出荷量をみて判断し、年末へ向けた改正内容を考えたい」(主税局幹部)と話している。

 現在では、酒税税収の約七割が、他の酒類よりも高いビールと発泡酒が占めている。しかし、今年上半期(一-六月)の出荷量で、第三のビールは前年同期比三・一倍と急増し、ビール系飲料全体の14%を占めるまでに成長した。このため、第三のビールや焼酎に対する課税が強化されそうだ。

 税率格差が縮小されれば、税率の高いビール、発泡酒は引き下げられる可能性が高いが、ビール業界の反発は避けられない。一方、焼酎や日本酒業界は地元密着型で蔵元や卸出身の大物議員もいるなど、政界とのパイプも強く、税率引き上げに対する理解を得るのは難しい。

 税制改正は、秋から再開する政府税調で制度の大枠を固め、年末の与党税調で最終的に決定する見通し。しかし、給与所得控除の縮小など「サラリーマン増税」をめぐる批判が高まっている中で、家計を直撃する酒税改正は大きな議論を呼びそうだ。

     ◇

≪「増税は死活問題」業界の反発は不可避≫

 ビール各社は酒税増税論議の行方に神経をとがらせている。第三のビールが消費者から高い支持を獲得しており、業界にとって大きな収益源に育っているためだ。

 「ビール・発泡酒に対する酒税は高すぎる」というのが業界の基本的な立場だ。現在はビール・発泡酒の減税要望活動を強化し、各社のビール工場や業界団体のサイト上で署名運動を展開しているが、増税反対の具体的な活動は行っていない。「増税には断固反対」(各社)としながらも、「議論が表面化する前に行動を起こせばかえって“逆効果”になる」と警戒しているためだ。

 一昨年五月の発泡酒増税では、大手四社の社長が街頭で増税反対を訴え署名運動を行うなど、最終的に「増税阻止」はかなわなかったものの、増税反対で業界の足並みがそろった。今回の税制改正論議では各社のビールや発泡酒、第三のビールへの依存度が異なるため、“温度差”が生じる可能性も指摘されている。ただ、「(増税は)業界全体の死活問題」(大手メーカー)との危機感は各社が抱いており、どこまで一枚岩で増税反対を貫けるかが焦点の一つだ。

 また、業界には「酒税額について、これまで消費者の認知を高める努力が不十分だった」との反省もある。増税反対を訴えるためには、国民世論を味方につけるなど複合的な取り組みも必要といえる。

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いい加減せい!と怒鳴りたくなる話です。メーカーの血と汗と涙でできたその他の雑酒②に増税するとは、財務省のコッパ役人にアホな政治屋どもの性根の腐り方や半端ではありません。

民間の努力を税金という錦の御旗で帳消しにしようというのです。そうそうその他の雑酒③は作れるものではありません。

コストにしても、その他の雑酒②の方が通常のビールよりも高いのです。にもかかわらず、低価格商品を好む消費者のニーズに合わせようと懸命の努力しているのであります。この努力をすべてチャラにしてしまおうというのでありましょうか。言語道断であります!

バカの一つ覚えのように、酒税アップを考えるのならば、まずタバコ税の大幅アップを考えるべきでしょう。健康に悪いのは、酒以上です。にもかかわらず、酒税ほど高くはありません。

さらに、増税という観点から見れば、郵政公社や道路公団のみならず、現行の役人どもが行っている無駄使いを大幅にカットしてから考えるというのが筋というものでしょう。民間よりも高いボーナスをもらっている公務員がいかに多いことか、もう一度考え直さなければいけません。民間あっての官なのです。

しかも、あれほどうまい酒に「その他の雑酒②」などというムゴイ名前を与える役人の神経にも腹が立ちます。「雑酒」ですぞ。「雑種」と勘違いしている人が多いはずです。なぜ「第二発泡酒」とでもつけてあげなかったのでしょう。この不当に貶められたネーミングのせいで、各メーカーはマーケティングに相当苦労したのではないかと想像する次第です。

今回低価格という武器により消費者からメーカーは救われましたが、それも値上がりすればそっぽ向かれるかもしれません。事実、値上がりした発泡酒にはいまのゴウ先生、手が伸びませんから。

アメリカ時代、ミルウォーキーズ・ベストという中西部だけに流通しているビールが350mlの缶6本入りで2ドル99セントで売られていて、ビール好きのゴウ先生は随分楽しませてもらったものです。この値段、現地でもコカコーラよりも安いものでした。驚きですよね。

でもこれが大衆のニーズというものです。ニーズに合わせて安いものから高いものまで様々なバリエーションを揃えてこその資本主義社会です。一律のビールの価格ということもおかしいし、異常な酒税もおかしな話です。これはすべて全体主義的社会主義のなせる業です!

安全保障のみならず、こういうところでも決して「フツーの国」ではない日本。お酒を飲まれない方もぜひとも考えてもらいたい問題です。

そしておいしいお酒を安全に安く楽しめるようにしていきましょう。
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3 コメント

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怒りを感じます (Moon)
2005-08-01 01:39:50
増税する前にすることがあるだろうと、憤りを感じます。民間活力がでるような役割を官は担うはずなのに、活力を削ぐことばかりが目に付きます。
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Unknown (Unknown)
2005-07-30 10:31:06
先生にご紹介頂きアサヒ新生を飲ませて頂きました。とても美味しくて値段もリーズナブルなので、仕事帰りにコンビニで買って帰っております。



それなのに、増税
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とても勉強になりました。 (Raglan)
2005-07-16 12:16:54
ほとんどお酒を飲まないので、酒税等の動きには関心を持っておりませんでしたが、ここまでひどい状態だったのですね。メーカー各社がかわいそうになります。



自分も個人情報保護法にも悩まされましたので、役人や政治家にはもっと企業や大衆のニーズを考えてもらいたいものです。



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