【AFP=時事】60年熟成させた希少なザ・マッカランのウイスキー1本が3日、英スコットランドのエディンバラで競売にかけられ、ウイスキーの落札価格としては史上最高となる84万8750ポンド(約1億2500万円)で落札された。競売大手ボナムスが発表した。

 落札されたウイスキーは1926年に蒸留され、1986年にボトルに詰められるまでたるで熟成されていた。同じたるで熟成されたウイスキー2本が今年5月、香港で競売にかけられ、1本当たり約796万香港ドル(約1億2000万円)で落札されていたが、これを上回る値が付いた。

 ボナムスの酒類専門家リチャード・ハーベイ氏は落札者について「ウイスキーが非常に大きな関心を集めている極東の人」とだけ説明した。同社の売り上げの3〜4割が極東の買い手によるものだという。

 このマッカランは全部で24本しか生産されておらず、12本には英国人アーティストのピーター・ブレイク氏が、残る12本にはイタリア人アーティストのバレリオ・アダミ氏がデザインしたラベルが貼られている。今回落札されたのは、アダミ氏が手掛けたラベルのもの

 24本のうち何本が現存しているかは不明だが、1本は2011年の東日本大震災でだめになり、もう1本は開栓されて飲まれたとされる。【翻訳編集】AFPBB News

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「極東の人」というのは、やっぱり中国人なんでしょうねえ。とはいえ、マッカラン60の1本が東北地方にあったわけですから、日本人である可能性もあります。

ウイスキー大好き人間としては、マッカラン60を開栓して飲んだ大物に、1億2000万円以上のウイスキーがどんな味がしたのか、教えてもらいたいものです。