やっぱり、愛情は見つめあいからなんですよ。
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人と犬、目と目で通じ合う…安心ホルモン増加(読売新聞) - goo ニュース
人間と犬は互いに見つめ合って絆を深めているとの研究結果を、麻布大と自治医大などの研究チームがまとめた。
犬は約3万年前から人間と暮らしてきたと考えられており、チームは「なぜ犬が人間と長く生活を共にできたかを解く手がかりになる」と話している。17日付の米科学誌サイエンスに掲載される。
チームは、飼い主と犬が5分間のうち1分半~2分間見つめ合った8ペアと、10秒~1分間見つめ合った22ペアについて、飼い主と犬の体内の「オキシトシン」というホルモンの変化を調べた。オキシトシンは、人間が安心感を得たり、信頼感が高まったりすると分泌されると考えられている。
オキシトシンは尿にしみ出してくるため、尿を調べた結果、長時間見つめ合ったペアの方が、飼い主も犬もオキシトシンの量が増えていた。また、このペアの飼い主は、より長く犬に触れる傾向があった。自治医科大の永沢美保研究員は「通常、動物が相手を直視することは威嚇のサインになるが、人間と犬の間では親愛のしるしになることが示された」と話す。
犬と飼い主、絆深める秘訣は見つめ合い 麻布大など実験(朝日新聞) - goo ニュース
犬が飼い主を見つめ、飼い主が犬にふれることの繰り返しによって、互いに心の絆を深めていくという実験結果を、麻布大などの研究チームがまとめた。論文が17日付の米科学誌サイエンスに掲載された。
研究チームは、犬と飼い主の30組に実験室で30分間過ごしてもらい、様子を観察。この前後で、犬と飼い主のそれぞれの尿中に含まれる「オキシトシン」というホルモンの変化を調べた。オキシトシンは母乳の分泌を促す作用があり、愛情や信頼感にも影響するとされる。
犬によく見つめられた飼い主8人は、見つめられる時間が短かった22人と比べてオキシトシンの濃度の上昇が大きかった。飼い主が犬にふれる時間が長いほど、犬のオキシトシンの濃度は上がる傾向にあった。
研究チームによると、人間の母子間でオキシトシンを互いに高め合う関係があることはわかっていたが、異種間で確認されたのは初めてという。オオカミでは同様の結果は確認できなかったとしている。
麻布大獣医学部の永澤美保・共同研究員は「最古の家畜とされる犬は、人間と絆を深め合う関係を進化の過程で身につけたのだろう。この関係がどのように築かれてきたかを知ることは、人間社会の成り立ちを考える上でも重要だ」と話している。(合田禄)
母子関係のホルモン作用=犬と飼い主、見つめ合い―絆の要因か・麻布大など(時事通信) - goo ニュース
人間の母親と赤ちゃんが見つめ合うとき、お互いの体内で増えるホルモンが、犬と飼い主の場合でも同様に増えることが実験で分かった。麻布大獣医学部の永沢美保共同研究員や菊水健史教授らが17日付の米科学誌サイエンスに発表した。
このホルモン「オキシトシン」は脳から分泌され、母親の出産や授乳に重要な役割を果たすほか、男女問わず信頼感の形成を担う。最近では自閉症治療への応用を目指す研究も進んでいる。
犬の祖先のオオカミなどでは、相手を直視することは一般的に威嚇を意味するが、人間同士や犬と飼い主の場合は見つめ合うことで心が通う。永沢さんは「犬が古くから人間と暮らし、絆を形成できたのは、オキシトシンが関与する仕組みを共有できたからではないか」と話している。
実験はラブラドールレトリバーやプードルなど30匹(雌雄半々)と飼い主30人(女性24人、男性6人)で実施。実験室で一緒に30分間過ごす様子を観察し、前後に採尿してオキシトシン濃度を測定した。最初の5分間に飼い主をよく見つめた8匹と、その飼い主で濃度が上昇した。
別の30組で犬の鼻にオキシトシン溶液をスプレーする実験では、雌犬に限って飼い主をよく見つめ、飼い主のオキシトシン濃度が上昇した。国内で飼育されるハイイロオオカミ11匹と飼い主4人の実験では、オオカミがほとんど飼い主の顔を直視せず、オオカミも飼い主も濃度が上昇しなかった。
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犬は好きなのに、貧乏なので、飼うことができない貧乏英語塾長です。
そんな貧乏英語塾長の、楽しみはジョギングしているときに可愛い犬を見ることです。昨日も、神田川沿いを走っていたら、大型の秋田犬が飼い主と目と目を合わせてうれしそうにしているのを見て、たまらなく愛おしい気分になりました。若い人間のカップルだと「ケッ」となりますが、人間と犬の「見つめ愛」(やっぱりこう表記したいですよね)は他人が見てもうらやましくなってしまいます。
ああ、オキシトシンがドバドバ出るような、「見つめ愛」がしたいものです。愛犬家の皆さんが、うらやましい!
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